避難してくるのは人間だけではありません。ペットも大切な家族。ペット連れの方々への緊急支援を開始しました。
2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻以降、戦闘の激化などにより国外に逃れたウクライナ避難民は400万人を超えました。また、ロシアの攻撃などで家を追われたウクライナの国内避難民は600万人以上となっています。一方で、大切な家族であるペットをおいていけない、ペットを預ける先がない、ペットと一緒に避難をすることが現実的に難しい、などの理由で避難できずにいる方も多くいます。
2月26日よりウクライナの隣国ポーランドおよびモルドバへ、日本から累計11名のスタッフを派遣し支援を続けているピースウィンズ・ジャパンは、ウクライナ国内でペットおよびペット同伴家族の緊急支援を開始します。
ウクライナでペットおよびペットの家族の命を守るためのご寄付にご協力ください。
■今後の活動予定
①被戦地からバスによるペット同伴家族避難支援
※まずは、キーウ北東の都市チェルニヒウからの避難支援を予定。その後も必要に応じて支援地を拡大します。
②避難先の紹介
③避難が困難な方への物資支援
④ペットを置いて国内外等へ避難される方のペット一時預かりシェルターの運営支援
・安全が確認され次第、ウクライナ国内での直接支援
・その他、必要に応じた支援
今回のプロジェクトはペットを置いて国内外等へ避難された方のペット一時預かりシェルターの運営支援を、現地ですでに活動を開始しているウクライナの企業「collar」社と共同で実施いたします。現在攻撃の標的となっておらず、比較的安全が確保されているウクライナ西部のイヴァノフランキーウシク州で200頭ほどの保護を予定しております。
※collar社について
楽しく遊びながら飼い主さんと愛犬の健康寿命を延伸する、犬の玩具PULLER等で有名な国際的な動物グッズ販売企業です。日本でも代理店を通して販売されており数々の国際的な賞も受賞しています。
ホームページ:https://collarglobal.com/en/main/
ピースウィンズ・ジャパンとは2018年より交流があり、スタッフが来日もされています。開戦後、来日された2人の方に連絡を取ったところ1名は、地下のシェルターで過ごしていました。もう1名は、銃器片手に応戦状態、石油タンクからの砲撃で彼の車は被弾し、彼自身も腕を負傷しました。そんな状況でも彼らは、避難する人たちがペットを連れて行けない現状をどうしたらいいかと話してくれ、今回の支援に繋がっています。
ペットおよびペット同伴家族緊急支援へのご寄付はこちらから(クラウドファンディングReadyforのページへ遷移します。)