2021.07.13

【保護活動】愛護センターからの引き出し(7月13日)

ピースワンコ・ジャパンでは広島県の要請を受け、定期的に動物愛護センターから保護犬を引き出して保護しています。保護する子たちは行き場のないワンコ達。命を繋げることが出来たのは、皆様の支えのおかけです。いつも本当にありがとうございます。

本日も行政施設から行き場のない犬達の救済をしました。
また今日も捨て犬がいました。
柴犬の老犬です・・・。

 

 
緑内障で眼球が膨張し見えてないようです。とても痛そうです。
飼い主のもとで医療ケアもされていなかったのでしょう。
どうして、この子はここにいるのでしょう。
 
 
なぜ、このような目に合わなければいけなかったのでしょうか。
犬は飼い主を選ぶことも出来なければ、自分だけで生きることも出来ません。
人間の子供と一緒ではないでしょうか。
飼い犬を捨てることは、子供を捨てることと変わりないと思います。
人間は自分が捨てられたらどのように感じるのでしょうか。
大好きだった最愛の家族に。
当たり前のことですが、ワンコにも心も感情もあります。
悲しさも、寂しさも、苦しさも、痛みも感じます。人間と同じです。
しかしワンコはどんなに人間に裏切られようと、それでも人間を信じています。
この柴の老犬も、大好きだった飼い主に捨てられても、それでも飼い主は戻ってきてくれると信じて待っているように見えました。
飼い主にとってはワンコは人生の中のごく一部に過ぎなかったのかもしれないですが、ワンコにとっては飼い主が犬生の全てです。
ワンコの平均寿命は15年ぐらい、人間の5分の1以下です。
ワンコを迎える際は最後まで家族の一員として幸せにすることが出来るのかということをしっかりと考えて、迎えるならば、その役目を果たすのが人間としての責任だと思います。
私達が必要もない、保護活動が必要のない世界を目指し、それまではまだ時間もかかると思いますので、まずは目の前の命を助けて幸せにする為に、微力ですが全身全霊で頑張ります。
これから次の愛護センターで待っているワンコ達の救済へ向かいます。
(文:ピースワンコ ・ジャパン プロジェクトリーダー 安倍誠)

 

 

 

 

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