2025年6月、ふるさと納税の返礼品としてお申込みいただいた「ピースワンコツアー(2名様、1泊2日)」に、関東からお越しのご支援者様とご友人様をお迎えいたしました。愛情溢れる気さくなお二人との2日間は、私たちスタッフにとっても心温まる貴重な時間となりました。

■等身大のシェルターを求めて
「等身大のリアルなシェルターの様子を見てみたい」―そんな思いを胸に、お二人は遠方より広島県神石高原町までお越しくださいました。 これまでにも複数の保護団体や施設を独自に調査・見学されてきたお二人が今回訪れてくださったのは、ピースワンコが管理・運営する2つの施設「仙養シェルター」と「スコラシェルター」です。

■シェルターでの2日間
初日は仙養シェルターへ。プロジェクトリーダーの安倍より保護活動の現実についてのお話をさせていただきながら、お二人から保護犬活動にご興味を持ったきっかけを伺いました。
「それぞれ自宅で犬や猫と暮らす中で、彼らがこんなにも喜怒哀楽を表現し、感情豊かに寄り添ってくれる存在だということに気づかされました。だからこそ、そんな犬たちが殺処分されている現状が辛いんです。今回のツアーが、私たち自身も何か一歩を踏み出すための転機になればと思っています」 すべての犬舎を巡っていただきましたが、特に老齢犬や病気、ハンデを持つ犬たちが暮らす「オレンジ犬舎」では、時には涙を流しながら犬たちに寄り添われる姿が印象的でした。

2日目はスコラシェルターへ。まだ人間との関わりに怯える様子を見せる犬たちに「大丈夫だよ」と何度も優しく声をかけていただき、犬たちの心情を第一に考え寄り添っていただきました。お散歩体験や餌やり体験から、最後にはシェルター内の診療所もご見学いただき、ツアーを終了しました。

■心からの感謝を込めて
この2日間は、スタッフ一同にとっても貴重な学びの時間となりました。安倍をはじめとするシェルタースタッフも、お二人との会話や保護犬問題に真摯に向き合う姿勢から多くの気づきをいただきました。そして犬たちへの深い愛情とご理解に触れ、私たちもあらためて保護活動の意義を再確認する機会となりました。
このような温かい出会いを大変嬉しく思うとともに、ふるさと納税が新たな絆を生む架け橋となり貴重な時間を共有させていただけたことに、心から感謝申し上げます。
