環境省は、令和6年4月1日~令和7年3月31日(2024年4月1日~2025年3月31日)における『犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分状況』を発表しました。それによると、犬・猫全体の殺処分数は合計6,830頭。内訳をみると、犬1,964頭、猫4,866頭でした。
前年と比べると、全体で2,187頭の減少(犬は154頭減、猫は2033頭減)となっています。けれど今もなお、1日に全体で約19頭(犬は1日約5頭、猫は1日約13頭)、人間の都合によって殺処分されている現実があります。
都道府県別では、犬の殺処分数ワースト1位は昨年に続き、徳島県(277頭)。長崎県(197頭)、香川県(186頭)が続き、四国・九州エリアで全国の殺処分数の過半数を占めており、人口規模に対して深刻な状況が続いています。
一方、猫および犬猫合計の殺処分数ワースト1位は青森県。次いで岐阜県、兵庫県と続き、東北・近畿エリアにおいて殺処分数が多い傾向が見られます。

ピースワンコは2025年3月、徳島県と「動物愛護・福祉の推進等に関する協定」を締結し、県内施設から犬の引き出しを開始しました。この取り組みにより、現在まで徳島県の殺処分機の稼働を止め続けることができています。
こうした現状について、ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダーの安倍誠は、次のように語ります。
ーーー殺処分数は確かに減少していますが、ゼロではありません。数字の一つひとつの裏には、人の都合で行き場を失った命があります。そして今もなお、多くの地域で「ドリームボックス」と呼ばれる殺処分機によって、炭酸ガスによる窒息死という残酷な方法で命が奪われている現実があります。
私たちは2025年3月から、徳島県で殺処分予定になっている犬たちの引き出しを開始して以来、徳島の殺処分機の稼働を止めることができています。けれど、四国4県(徳島・香川・愛媛・高知)の犬の殺処分数は、合計606頭。全国の殺処分数のおよそ3割を占めており、依然として全国でも突出した数字です。
全国の「殺処分ゼロ」を実現するためには、殺処分数が多い地域へより踏み込んでいき、自治体や保護団体、そして支えてくださる皆さまと力を合わせながら、継続的な取り組みを行っていかねばなりません。
助けたくても、助けられない命があります。
この悲しい現実を真摯に受け止め、一頭でも多くの命を救い、保護した全てのワンコが幸せに満ちた犬生を送れるよう、これからも皆さまの想いと共に活動を続けてまいります。
(ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダー 安倍 誠)
安倍誠の想いは、ピースワンコの想いです。一頭でも多くの命を幸せにつなぐために、これからも引き続きのご支援・応援を、何卒よろしくお願いいたします。







