「チャリティグッズの購入が保護犬の支援になるのか」「チャリティグッズにはどんなものがあるのか」と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。
チャリティグッズの購入は、商品購入代金の一部が動物の保護活動を行っている団体に寄付され、保護犬の支援につながる方法なのです。
本記事では、保護犬の支援ができるチャリティグッズの紹介や動物愛護団体の活動内容を解説します。
また、チャリティグッズの購入以外で支援できる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
保護犬を支援できるチャリティグッズ5選
保護犬を支援できるチャリティグッズを、5つご紹介します。
- 秋限定!ワンコ事業応援ドリップバッグコーヒー5P
- ワンちゃんバスタオル小
- わんこお散歩&ランチトート
- ピースワイルドジャーキー「ミート」70g
- DOG刺繍 ふわふわハンカチ
このようなグッズを購入することで、売上の一部が広島県神石高原町で動物保護活動を行っているピースワンコに寄付され、保護犬に関する活動全般に活用されます。
チャリティグッズに興味がある方は、こちらをご覧ください。
➤ ピースウィンズ・ショップのピースワンコ支援商品一覧
秋限定!ワンコ事業応援ドリップバッグコーヒー5P
「秋ワンコ」と「ワンコハロウィーン」の2種類の秋限定ラベルで、甘みと酸味のバランスが良いドリップバッグコーヒーが5P入ったセットです。
農薬や科学肥料を使用せず自然農法で豆を栽培し、完熟豆のみを手摘みして作られています。
販売価格は750円で、売上の一部(100円)が寄付されます。
お世話になった方やコーヒーが好きな方、愛犬家の方への贈り物としても最適でしょう。
夢之丞の引き取り保護から災害救助犬になるまでの物語については、ぜひこちらをご覧ください。
➤ 道標〜ミチシルベ
ワンちゃんバスタオル小
ワンちゃんバスタオル小は、トリマーと一緒に考えた吸水力抜群の犬用のバスタオルです。
犬の爪が引っかかりにくく従来のタオルの約15倍の吸水力で作られており、拭き上げ時間の短縮に期待できます。
販売価格は1420円で、売上の一部(100円)が寄付されます。
6色のカラーバリエーションの中から選べるので、色違いで揃えるのはいかがでしょうか?
わんこお散歩&ランチトート
わんこお散歩&ランチトートは、使いやすさにこだわった収納スペースが豊富なバッグです。
500mlのペットボトルやB5サイズが横向きに入る大きさで、天面にはファスナーも付いています。
また、リサイクルコットンを使用し染色しないことで、環境問題にも配慮して作られています。
販売価格は1400円で、売上の一部(300円)が寄付されます。
2色からお好きなカラーをお選びください。
ピースワイルドジャーキー「ミート」70g
ピースワイルドジャーキー「ミート」70gは、添加物を一切使用せず、犬の健康を考えて徹底した管理のもと作られた鹿肉のおやつです。
鹿肉は高タンパク、低カロリーなだけでなく、鉄分などのさまざまなミネラルも含まれています。
そのため、体調不良や食欲不振の犬でも、鹿肉なら食べてくれることがあります。
販売価格は800円~850円で、売上の一部が寄付されます。
農林業や生態系に被害をもたらす鹿を駆除し、資源として活用することで、生態系を守ることにも貢献できるでしょう。
DOG刺繍 ふわふわハンカチ
DOG刺繍 ふわふわハンカチは、ふわふわで手触りがやわらかく通気性と肌触りの良い丈夫な綿で作られており、贈り物にも最適です。
フレンチブルドッグとシュナウザー、2種類の刺繍から選べます。
販売価格は600円で、売上の一部(100円)が寄付されます。
在庫限りで終売になってしまうため、購入希望の方はお早めにお買い求めください。
保護犬の支援が必要とされる理由
保護犬の支援が必要とされる理由には、以下の3点が挙げられます。
- 日本の保護犬の現状
- 殺処分の内容
- 動物保護団体の活動が求められる
ペットは最後まで面倒をみることを覚悟したうえで飼わなければなりません。
安易な理由で飼われ、無責任な理由で捨てられる現状があるためです。
このような理由を把握することで、支援の必要性が理解できるでしょう。
日本の保護犬の現状
日本の保護犬の現状として、令和3年度に引き取られた犬は約2万4000頭。
そのうち殺処分となった犬が約2700頭いることを環境省が発表しています(注1)。
(出典:全国の犬・猫の引取り数の推移|環境省)
殺処分ゼロに向けて年々減少傾向にはありますが、現状はまだ達成できていません。
殺処分ゼロを達成するためには、引き取り数の増加、殺処分の減少が求められます。
日本の殺処分の現状や対策を知りたい方は、こちらをご覧ください。
➤ 日本の犬の殺処分の現状とは?殺処分ゼロを目指す対策など解説
➤ 【惨劇】なぜ過ちを繰り返すのか?強制収容され処分される犬たち
殺処分の内容
保健所に収容されている犬や猫は、さまざまな理由で引き取られています。
しかし収容できる数には限りがあるため、保護する期間を決めて数を制限しなければならないのです。
以下の場合、殺処分の対象になってしまいます(注2)。
- 譲渡することが適切ではない(病気や攻撃性)
- 譲渡先の確保や適切な飼養管理が困難
- 大型などの理由により、適切な飼育管理ができない
殺処分の方法は、炭酸ガスによる窒息死や薬による安楽死です。
環境省の「動物の殺処分方法に関する指針」に従い、できる限り動物に苦痛を与えない方法が求められており、殺処分の方法を見直す自治体も増えています。
動物保護団体の活動が求められる
この殺処分の現状を変えるために、動物保護団体の活動が求められます。
しかし保護犬を引き取り飼育するためには、食費や医療費、施設の維持費など運営に関するさまざまな費用がかかります。
そのため、動物保護団体が継続して活動を行うためには、寄付が大きな支えになるのです。
チャリティグッズの購入で支援できる団体をご紹介します。
団体名 | ピースワンコ・ジャパン | NPO法人 | 日本動物福祉協会 |
グッズ内容 | タオルハンカチ コーヒー マスキングテープ バスタオル お散歩&ランチトート ジャーキー |
お散歩バッグ Tシャツ ステッカー ブランケット ノート トートバッグ タオルハンカチ マグカップ キーホルダー サンダル |
Tシャツ カレンダー ポロシャツ トートバッグ ビニール傘 |
URL | https://pwshop.ocnk.net/product-list/74 | https://tetotetosippo.com/goods/ | https://www.jaws.or.jp/support01/support05/ |
まずは、ホームページをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。
動物保護団体による保護犬への活動内容とは
動物保護団体による保護犬への活動内容は、以下の4点です。
- 保護犬の引き取り
- 保護犬のトレーニング
- 保護犬の里親を見つける
- 保護犬に関する啓発活動
保護犬が引き取られて新しい家族に出会うまでには、日々の世話や訓練、譲渡会の開催など、人間の労力と費用が必要です。
保護団体のスタッフは、多くの犬に新しい家族が見つかるよう、日々活動に取り組んでいます。
保護犬の引き取り
動物愛護センターから保護犬を引き取り、獣医師による健康診断を受けさせます。
ワクチン接種やマイクロチップの挿入、必要であれば病気やケガの治療も行います。
数週間検疫施設で過ごし、健康状態に問題がなければ、いよいよシェルターでの暮らしが始まるのです。
保護犬のトレーニング
食事や健康の管理など、保護犬のトレーニングを行っています。
野良犬や劣悪な環境で過ごしていた犬も多く、人に馴れていないことがあり、なかには心や体のケアが必要な犬もいるのです。
新しい家族に出会い幸せに暮らしていけるように、人に馴れるための訓練を行うことも役割の一つであり、散歩やしつけなど日常生活で必要なことを教えています。
保護犬の里親を見つける
動物愛護センターから引き取った保護犬の里親を見つける活動を行っています。
里親を見つける方法は、以下のとおりです。
- 譲渡会を開催
- 里親募集サイトで発信
この譲渡会の開催にも費用がかかるため、寄付が必要とされています。
また、里親が見つかった場合は譲渡して終わりではなく、譲渡後の相談を受けるサポートも行っています。
里親に興味がある方は、こちらをご覧ください。
➤ 保護犬の里親募集サイト
保護犬に関する啓発活動
保護犬に関する啓発活動として、日本の殺処分や飼育などの現状を多くの人に知ってもらうための活動をしています。
以下が啓発活動の一例です。
- セミナーや講演会
- 写真展
- イベント
- ホームページやSNS
責任のある飼育をしてもらうために、飼い主のいない動物を増やさないよう発信しているのです。
チャリティグッズ以外の保護犬の支援方法
ピースワンコ・ジャパンではチャリティグッズ以外にも、以下の方法で保護犬の支援ができます。
- ワンだふるサポーター
- ワンだふるファミリー
どちらも月額制で寄付を行い、保護犬の生活を支援するシステムです。
また、ピースワンコ・ジャパンを運営するピースウィンズ・ジャパンは「認定NPO法人」であるため、寄付は税制優遇の対象です。
1年間で寄付した金額のうち2000円を超える部分については、最大で40%が税額から控除されます。
控除額は所得やお住まいの地域によって異なるため、詳しくは税務署や自治体にお問い合わせください。
ワンだふるサポーター
ワンだふるサポーターとは、1日約30円(月1000円)からの寄付で犬たちの命を守れるシステムです。
寄付は、里親が見つかるまでの飼育費や施設の運営費、災害救助犬の育成、啓発活動などに活用されます。
寄付金額によって、主に以下のことがサポートできます。
寄付金額 | 寄付でできること |
1000円 | 犬1頭のフィラリア予防薬1年分 |
3000円 | 保護犬の血液検査1回分、犬1頭の避妊手術 |
1万円 | 1回分の狂犬病予防注射と混合ワクチン |
1万5000円 | 3頭分のドッグフード約1ヶ月分 |
現在、5万人以上の方がワンだふるサポーターになり支援しています。
ワンだふるサポーターに興味がある方は、こちらをご覧ください。
➤ ワンだふるサポーター特設ページ
ワンだふるファミリー
ワンだふるファミリーとは、高齢や病気、障害などの理由で家族に恵まれない犬を遠方から支援できるシステムです。
ワンダふるファミリーでは月々3000円を一口とし、それを「1パウ」と呼びます。
犬1頭が1ヶ月暮らすためには最低10パウが必要であり、一人で10パウ、または何人かのファミリーと一緒に少しずつ支援することも可能です。
ワンだふるファミリー | |
流れ | 1:家族になりたい犬を選ぶ 2:申し込みフォーム記入・お支払い手続き 3:ファミリー証明書が届く 4:ブログや手紙で犬の日常を知り、時には交流する |
特典 | ・支援する犬のファミリー証明書(写真立て付き)がもらえる ・支援する犬から手紙が届く ・ブログで支援する犬の日常が見れる ・支援する犬に会える(犬の健康状態に応じて、神石高原町の犬舎にて) |
ワンだふるファミリーに興味がある方は、こちらをご覧ください。
➤ ワンだふるファミリーとは
チャリティグッズで保護犬を支援しよう
チャリティグッズの購入で保護犬を支援できます。
チャリティグッズの購入以外にも、寄付や里親などさまざまな支援方法もあります。
救えるはずの命を守るためには、動物保護団体の活動が求められ、活動を行うための費用が必要です。
ピースワンコ・ジャパンでは、里親や寄付も受け付けております。
興味のある方は、ぜひご検討ください。