main visual main visual

JOURNALいま、あなたに届けたい犬やスタッフの物語

エッセイ

エッセイ

Journal編集部がお届けする、特別なコラム&エッセイ

「エッセイ」に関する記事一覧

  • 手のひらと肉球をつなぐもの

    春雷と愛犬   春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もあるそうだ。 なにかがはじまるような雰囲気で、嫌い […]
  • 災害のモニュメント

    そこに住んでいるペットたちはどうしていたか よりにもよって、という言葉がある。 なにもこんなときに、こんな場所で、計ったかのようなタイミングで、やってこなくてもいいじゃないか、と。 ほんとうにそう思う。 ぼくらの視線はそ […]
  • 保護犬を迎えて 3 pecoさんとアリソン

    My dear,my dog 保護犬を家族に迎える。 それは「一つの命を救うこと」であると同時に、「大きなギフトを受け取ること」なのかもしれない。 愛し愛されることで、ただ居てくれるだけで、こちらの心まで救われる存在。 […]
  • 犬はなにを思う

    愛犬に話しかけてみる 甲高い声で、犬が鳴く。 小型犬、警戒、気もそぞろに歩くのは飼い主だけだっただろうか。 そんな光景すら微笑ましく思うのは、街が冬の装いに満たされながらも、すこしだけ温かくなってきた日差しのせいかもしれ […]
  • 心の中に犬がいる

    ふっと風が吹いた 電車が駅に入っていった。 徐々にゆるゆると停止するあの感覚とは別に、急に車体が止まる。 思わず転びそうになる。 ドアは開かない。 いやな予感がする。 そしてそれは当然のように車内放送で告げられる。 どこ […]
  • あなたも譲渡会に行ってみるといい

    譲渡会へ向かう 「いっしょに暮らすなら保護犬と決めているんです。わたしたちができることを、きちんとやりたい」 その女性は、オホーツクと名のつけられた保護犬の背中をやさしく撫でて、そう言った。 ペットフォレスト昭島モリタウ […]
  • 保護犬を迎えて 2 俳優・西尾まりさんと緤(せつ)

    見えない糸をたぐり寄せて 運命的な出会い。 それは日常のふとした瞬間に、何気ない顔をしてやってくる。 感じた何かに反応して咄嗟にたぐり寄せ、後に振り返り、 あらためてご縁の不思議に想いを馳せるような、静かで劇的な巡り合わ […]
  • 雑種が走る

    その犬種はわからない 斜めの日差しを浴びて、犬らしい犬が歩いている。 その犬種はわからない。 逆光のせいもあるかもしれないが、それだけではない。 名前もなく、ただその個性と美しいシルエットがあるばかり。 山の中をざくざく […]
  • 【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター

    ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」という言葉を残した。 今回は、まさに彼の名言を体現したような話を綴りたい。 ピースワンコ・ジャパンは、全国で […]
  • 震える犬たち

    食べられちゃうよ 歩道の真ん中で座り込んで泣きじゃくる3歳くらいの男の子。 かたわらにはお母さんと思わしき若い女性。 ぼくは犬をを連れていたから、泣いているその子の視界にあんまり入らないようにしようと(怖がると悪いもんね […]
  • 保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」

    スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。 2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家としての一面も、そんな片桐さんのもう一つの顔だ。 保護犬を我が家に迎えること。 自分たちが、その子にとっての帰る場所になる […]
  • 寄付をいただくということ

    活動のため、不可欠なもの      行き場のない犬たちを全頭保護し、ケアとトレーニングを施して、家族を見つける。 その活動を積み重ね、他の団体や個人と連携し、日本全体での殺処分ゼロを達成する。 ピースワンコ・ジャパンの活 […]
  • 「可愛い者たち」子犬と老犬についての考察

    子犬と目が合って 前からやってくるあの白い犬、どうやらまだ子犬のようだ。 ころころと丸っこい生きものは、愛嬌をあちこちに振りまきながら、世界中に興味があるような素振りで歩いてくる。 なんとなく目が合って、この人はぼくが好 […]
  • 保護犬の未来を描く

    ムーンショット ロケットを打ち上げ、月に到達させること。 あるいは、そのように非常に困難だが、実現すればインパクトを生み、 多大な効果を期待できる計画や研究を「ムーンショット」と呼ぶことがある。 いわば、人類を未来に押し […]
  • 見守り、支える、支援のあり方

    数枚のコインが、確かな支えに 愛犬との散歩中、ふいに喉の渇きを覚える。 飲み物を買おうと自動販売機にコインを入れかけ、ふと思い出す。 私たちが日々、こうして何気なく使っている百円ちょっと、いや数十円で、支えられる命がある […]
  • 殺処分ゼロの哲学

    ドリームボックス 「1日に約7頭、年間2700頭以上の罪のない犬が処分されています」(2021年度/環境省) この日本では、いまだに驚くべき数の犬たちが殺処分されている。 ぼくは愛護センターの端にある、「ドリームボックス […]
  • 犬と人の関係、もしくは未来の話

    保護犬に会いに行く お散歩中に飼い主とアイコンタクトをとりながら歩いてくる、愛くるしい笑顔のウェルシュ・コーギー。 ふとすれ違いざまにぼくと目が合って、「知ってる、おじさんって犬好きだよね」といった表情で こちらに視線を […]

おすすめ記事

  • 保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」

    スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。 2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家としての一面も、そんな片桐さんのもう一つの顔だ。 保護犬を我が家に迎えること。 自分たちが、その子にとっての帰る場所になる […]
  • 【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター

    ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」という言葉を残した。 今回は、まさに彼の名言を体現したような話を綴りたい。 ピースワンコ・ジャパンは、全国で […]
  • 手のひらと肉球をつなぐもの

    春雷と愛犬   春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もあるそうだ。 なにかがはじまるような雰囲気で、嫌い […]
  • 卒業4000頭目!「ごーちゃん」卒業!

    2023年10月29日、ピースワンコでは記念すべき卒業4000頭目のワンコ「ごーちゃん」が、岡山譲渡センターから里親様の元へ卒業していきました! 2023年3月14日に保護された「ごーちゃん」は、当時、推定1歳くらいの野 […]
  • 保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!

    ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの […]

Supportご支援の方法

「里親になるのは難しい...」 という方にも、様々なご支援をいただいており、
「殺処分ゼロ」を実現するためにはあなたのご支援が必要です。
寄付、ふるさと納税を使ったご支援、ボランティア、物品寄贈など、あなたにあった方法でご検討ください。