保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!

ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの譲渡が難しいと判断された、行き場のないワンコたちを保護しています。

野生に生まれて、ずっと自然の中で過ごしていた犬たちは、人と接したことがありません。人間の施設に入ったこともないので動物愛護センターでは、みんなとても不安そうにしています。人が近づくと怖くて唸ってしまう子もいます。繊細で怖がりな子が多いですが、どの子もとても純粋な目をしています。

この日、耳が聞こえない野犬の子犬もいました。耳が聞こえないのでびっくりするとパニックになって手が付けられなくなります、と愛護センターの職員から申し送りがありました。ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトリーダーの安倍誠は、
「この子も絶対に優しい方へ譲渡につなげるので、任せてください。愛護センターもまた人馴れ譲渡、頑張ってください。我々も頑張ります。官民一体となって頑張りましょう!」
そう話し、愛護センターの職員とエールを交わしました。

怖がりな野犬が全国的に殺処分になっています。広島県も非常に野犬が多いので、過去は殺処分数ワースト1位でした。現在も、野犬が多い四国などでは、殺処分が行われています。

野犬は、非常に警戒心が強い、人を噛む、などと言われますが、必ず人に馴れます。ピースワンコはこれまでに8000頭以上保護してきましたが、人に馴れない野犬は一頭もいません。愛情を与えたら必ず応えてくれます。

「殺処分ゼロ」を実現するために、犬と暮らしたいと思ったとき、保護犬を家族に迎える文化をつくっていきたいと思っています。そして家族として最後まで、一緒に幸せに暮らして欲しいと願っています。私たちの活動の様子、ぜひ動画(5分51秒)からご覧ください。

※ピースワンコは、皆さまからのご寄付だけで活動しています。一頭一頭に寄り添ったお世話ができるのも、皆さまのご支援のお陰です。ワンコの命を守る活動を続けていくために、ご支援をよろしくお願いいたします。

\ 命を救い、幸せにするために /

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