お家に迎えたワンコが慣れてきた頃に、もう一頭を迎えてみようかな、多頭飼いをしてみようかなと考える方も多いのではないでしょうか。「先住犬との相性はどうかな?」「仲良くできるのかな?」「楽しい事だけでなく、大変な事はどんなことがあるかな?」など、いろいろな不安も出てくると思います。そんな皆さまへ、5頭の犬と一緒に暮らしている 湘南譲渡センター のスタッフのケースをご紹介します。5頭のうち、3頭はピースワンコ出身です!
新しいワンコを連れて帰った時、4頭の先住犬達の様子はそれぞれだったそうです。すぐに挨拶に行く子もいれば、クレートの匂いをまずチェックする子、遠くから様子を見ている子など。万が一のトラブルがないよう、最初の顔合わせは家族みんなで注意深く見守りました。
初めはお互いに、着かず離れずの関係でしたが、2ヶ月ほど経った頃から先住犬たちは新入り犬を受け入れはじめました。新入り犬は、先住犬たちから新しい関係性を学んでいき、お互いに徐々に慣れていきました。そして、一緒にお散歩へ行ったりご飯を食べたり、一緒に寝て起きるうちに、少しずつ距離が縮まっていきました。特に同郷のピースワンコ出身の子たちは打ち解けて仲良くなるのが早かったそうです。
新入りワンコから刺激を受けて、新たな面を見せてくれる先住犬もいました。新入りワンコも先輩ワンコのまねをして、おもちゃで遊ばなかった子が遊ぶようになったり、他のワンコと一緒に遊んだり、譲渡センターにいた頃とは違った表情も見せてくれるようになりました。
多頭飼いは、一頭一頭のお世話にかける時間や手間が増えるため、飼育頭数とお世話をする家族の人数、お世話にかけられる時間のバランスが大切です。特にピースワンコ出身の子は怖がりさんが多いので、咄嗟の動きに対応出来るようにするためにお散歩は1頭ずつ連れていかねばならないので、頭数分お散歩の回数が増えます。
また、毎月の予防薬やシャンプーなどのメンテナンス料、食費、病気になった時の医療費などの諸費用も頭数分増えるので、経済的な面もしっかり考える必要があります。
「お家が賑やかになり、犬達のいろいろな表情が見られることがとても楽しいです。また、犬同士も仲間意識が芽生えて、お互いに支え合っていくようになります。多頭飼いでなかったら見ることが出来なかったワンコ達の本質を垣間見られることが嬉しいです!」
5頭のワンコと暮らしているスタッフはこう語ります。
多頭飼いは大変なこともありますが、多頭飼いならではの大きな魅力があります。多頭飼いを迷っている方がおられましたら、ぜひピースワンコのシェルターや譲渡センターに相談してみてくださいね。
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