2022年11月8日、広島県の動物愛護センターの暗くて冷たい部屋の中で、一頭だけとても人懐っこい、生後3か月くらいの白い女の子がいました。それが「ちゃみ」との出会いでした。
「ちゃみ」は保護する前に動物愛護センターから、心臓が悪い可能性がある、と聞いていたワンコです。
検査したところ、左心室が通常より小さく、右心室が大きくなっていて、心臓の右側と左側を隔てる壁(中隔)に孔が開いている「心室中隔欠損」の疑いがあることが分かりました。右心系への負担が大きく、病気が悪くなる可能性が高いとのこと。毎日心臓のお薬を服用することになりましたが、ふらつきなどの副作用が出る場合は休薬しなければならないため、「ちゃみ」の状態を見ながら治療することとなりました。
元気いっぱいだけど、少し動いただけで息切れが激しくなり苦しくなってしまう「ちゃみ」。食欲旺盛で食べることが大好きな「ちゃみ」は、ご飯になると嬉しすぎて興奮してしまうので、スタッフはお座りをさせて落ち着かせてから、ご飯を少しずつ手に乗せて、ゆっくり食べさせるようにしています。
心臓病を抱えているけれど、まだまだ幼い「ちゃみ」。これからの犬生、「ちゃみ」のペースで色んなこと楽しみながら、生きる喜びや幸せをたくさん感じて欲しいと願っています。「ちゃみ」の様子、ぜひ動画からご覧ください。
・ピースワンコTV(3分27秒)