脳を含めた神経系の病気の疑いのある「アンドレア」

ピースワンコでワンだふるファミリーのみなさまに支えられている、今年で5歳の女の子「アンドレア」。そんな彼女のシェルターでの様子を、少しご紹介します。

脳梗塞のような症状で、寝たきりだった時期も…

今でこそ人にも馴れて、元気いっぱいのアンドレアですが、実は以前、まだ警戒心も強かったころ、寝たきりの状態になっていた時期がありました。

寝たきりなってしまった原因は不明ですが、脳梗塞が原因と思われます。

犬の場合、効果的な治療法が明らかではないため、獣医師による定期検査と投薬治療などを行いながら、神石高原シェルターで暮らしていました。

獣医師によると、脳の細胞は死んでしまうと再生することはありませんが、周りの細胞が機能を戻そうという動きがあるとのこと。そのため細胞を元気に保つための治療を継続していました。

彼女の身体に過度な負担が掛からないよう、ゆっくり回復を待ちながら、飼育スタッフたちも日々のお世話を続けていました。

皆が見守り続けるなか、彼女に起きた奇跡

脳梗塞と思われる症状により、ずっと寝たきり状態だったアンドレア。驚くことに、ある日突然、壁をつたいながらも、自力で歩けるようになりました。

日ごろの体調管理を継続しつつ、出来る治療も限られていたなか、自力で歩くことが出来るようになるまでに回復した一番の力となったのは、彼女自身の「立ち上がりたい」という強い意思が大きく影響しているのだと思います。

「またいつか、元気をとり戻して欲しい。」「また、友だちワンコと遊んだり、楽しい時間を過ごさせてあげたい。」そう思いながらお世話を続けていた担当スタッフは、今回の奇跡的な出来事と、これまで治療を頑張ってくれたことを振り返り、一層「幸せで、楽しい。」と思える毎日を過ごして欲しいと思うようになりました。

自分の力で歩けるまでに回復したアンドレア

担当スタッフは、回復したアンドレアに、少しずつ人馴れトレーニングを開始しました。それは元野犬の彼女にとっては、新しい世界の始まりでした。

触れられることにももちろん慣れていない彼女は、緊張が強く固まってしまっていました。けれど、少しずつお散歩練習をくり返すと、今では静かな道なら、歩けるようになりました。

いつかアンドレアにも新しい家族との素敵な出会いを結べるように、彼女のペースでトレーニングを続けたいと思います。

 

アンドレアの日常を支えてください

寝たきりの状態からの回復し、人とも徐々に心を通わせられるようになったアンドレアですが、人馴れトレーニングも治療もまだまだ継続中のワンコです。

今でもご飯と一緒にお薬を飲み、定期検査も欠かせません。

これからもアンドレアはもちろん、彼女のように “簡単に治らない病気をもっている” “体に障害がある” などの理由で、長い間、家族に恵まれないワンコたちもピースワンコでは沢山暮らしています。

そんなワンコたちを、遠方から家族として支えてくださる方を募集しています。

 

▼詳しくは、ワンだふるファミリーをご覧ください▼

 

▼アンドレアについてyoutube動画も是非ご覧ください。▼

 

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