2020年11月24日に広島県の動物愛護センターからピースワンコにやってきた「ヒルマ」は推定17歳。人間の年齢でいうと100歳くらいのおじいちゃん犬です。自分で立って歩こうとしますが、すぐによろけて倒れてしまうので、車椅子に乗せてもらってお散歩をしています。
「ヒルマ」は僧帽弁閉鎖不全症という心臓病を患っています。心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかり締まらなくなり、血液が逆流してしまう病気です。血液を送り出そうとして心臓に負担がかかるため、疲れやすくなったり、咳が増えたり息が荒くなったり、体全体に様々な影響が生じやすく、進行すると肺水腫や心不全などの命に関わる状態を発症することもあるため、投薬などのケアが欠かせません。
自分1人では立つことも出来なくなった「ヒルマ」ですが、歩きたくて立ち上がろうとします。でもそのたびに、色んな所にぶつかってしまい、小さな傷を作ってしまうことも少なくありません。眼にも小さな傷が見つかったので、スタッフが目薬を点眼しています。
ごはんを食べた後やお昼寝をしているとき、「ヒルマ」はとても幸せそうな穏やかな表情で過ごしています。「ヒルマ」をお世話しているスタッフは “大変とは思いません。ごはんを食べてくれたら嬉しいし、元気に長生きしてくれたらいいなって思います”、そう語ります。「ヒルマ」の様子、ぜひ動画からもご覧ください。
⇒ ピースワンコTV(2分40秒)
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