本日も動物愛護センターから行き場のないワンコを助け出しました。野犬、捨て犬、大きな外傷を負う犬、病や障害を持つ犬、老犬、、、。引き出し作業を終えて、これから検疫犬舎に戻り、全頭に医療処置を行います。
移動する車中、ワンコ達は「どこに連れていかれるの・・・」という不安な表情を浮かべていますが、一方で少し安堵感や希望を抱いているようにも見えました。これから愛情をたくさん与えて、人間を好きになってもらいます。生きる喜びを感じて幸せになってもらいたいと思います。
この子達は助けることができましたが、今も全国の動物愛護センターでは殺処分の一歩手前で助けを求めるワンコ達は沢山います。
殺処分の方法はドリームボックスという殺処分機の中にゴミのようにワンコを詰め込み、CO2を注入しての窒息死。想像を絶する恐怖の中で最後を迎えています。
広島も2016年3月まではこの方法で殺処分は行われていました。当時、助けてあげることができなかったワンコも沢山います。
「生きたい」「助けてほしい」
必死に助けを求めていたワンコ達・・・。
ワンコは殺処分になる為に生まれてきたのではありません。殺処分は全て人間の都合で行われています。罪もない命が殺処分になってよいのでしょうか。
本日保護したワンコ達には、これから毎日献身的なお世話や医療処置、人馴れ作業・・・。長い道のりになりますが溢れるばかりの愛情を与えて幸せになってもらいたいと思います。
まだまだ微力ですが、仲間のみんなと精一杯頑張ります。(安倍誠)