【保護活動】「名前」を付けてもらい、新たな犬生スタート!

私たちは広島県からの要請により、動物愛護センターに収容されている野犬や飼い主から捨てられた子など、行き場のない犬たちを定期的に引き出して保護しています。保護する犬のほとんどは、野犬の子たち。野犬は怖がりな子が多いですが、中には人懐っこく甘えてくる子もいます。

野犬は山や森の中で群れで生活していることが多く、避妊去勢されていないので自然繁殖してしまいます。人と暮らしたことがない野犬を保護して譲渡できるようにするには、時間も手間も費用もかかるため、動物愛護センターや他の保護団体さんで保護・譲渡活動することが難しく、最終的にピースワンコが引き取っています。

動物愛護センターには野犬がたくさん保護されていますが、頭数が多すぎて一度に全頭引き出せず、状態の悪い子から優先的に保護して治療やケアを始めます。

私たちや他の保護団体さんの活動により、広島県の殺処分機は2016年の4月から止まっています。それまでは毎週“ドリームボックス”と呼ばれる殺処分機が稼働して、たくさんの犬や猫がゴミのように押し込まれて、Co2(二酸化炭素)で窒息死させられていました。

「2016年4月以前は、施設やスタッフなどが不足していて全頭連れ帰ることが出来ませんでした。ある意味、置き去りにして見殺しにしていたんです。助けられなかった子がいたことを胸に刻んで忘れないようにして、これからも出来る限り行き場のない犬たちを保護して、いい飼い主さんに繋げてあげたい。約6年間、殺処分機は止まっていますが、永久に止めていきたい」
ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトリーダーの安倍誠はそう語ります。

命を救われた犬たちは、ピースワンコに保護されて初めて「名前」をもらい、新たな犬生を歩み始めます。愛護センターからの引き出しの様子と私たちの想い、ぜひ動画からもご覧ください。

・ピースワンコTV(4分42秒) ⇒ こちら をクリックしてご覧ください。

 

 

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