【保護活動】人が怖くて歯を剥きだしていた「パッヘル」、今では…!

ピースワンコが2021年6月8日に保護したワンコのなかに、とても怖がりな野犬の女の子がいました。「パッヘル」と名付けられた、白いテリア風のその子は、当時推定1歳半くらい。人間と触れ合うことがなく育ったので、いつも人から逃げようとする、他の子より臆病で怖がりなワンコです。

スタッフはずっと逃げ回る「パッヘル」に、怖くないよ、と話しかけながら粘り強く接すると少しずつ落ち着いてきました。でも、気を抜くと歯を剥きだして唸って、逃げようとします。
野犬は優しい子が多いですが、とっても怖がり。歯を剥きだしても本気で咬もうとはしませんが、咬まれるリスクはあるので、スタッフは怪我をしないように装備を付けて安全にトレーニングをしています。

人馴れトレーニングの初日、スタッフから撫でてもらえるようになった「パッヘル」。スタッフは「パッヘル」の様子を見ながら、無理をさせないようにトレーニングを少しずつ毎日続けました。
3週間後、暴れずおとなしくなってきて、触らせてくれるようになりました!まだ歯が出る時もあるので口輪をして抱っこの練習を始めます。それから2週間後。お腹も触らせてくれるようになった「パッヘル」は、犬舎内でお散歩の練習を繰り返していました。

そして約4か月後。外でもお散歩できるようになりました!威嚇する事で自分を守ってきた「パッヘル」は、警戒する必要がないことを分かってくれました。訓練を初めてから5か月目。人からずっと逃げようとしていた時の彼女はもういません。「パッヘル」はスタッフに抱っこされながら喜びのダンスを踊っていました。どんなワンコでも分かり合えるようになります。「パッヘル」の様子、ぜひ動画でご覧ください。
・ピースワンコTV(7分21秒)

 

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