ガリガリで保護された多頭飼育崩壊のワンコたち

ピースワンコが動物愛護センターから引き出しているのは「殺処分」対象のワンコです。ほとんどは野犬ですが、中には、多頭飼育崩壊で保護されたワンコや飼い主から捨てられたワンコもいます。

多頭飼育崩壊とは、動物を多数飼育した飼い主が無秩序な飼い方によって異常繁殖した結果、飼育ができなくなってしまうこと。多くの場合、ワンコたちは劣悪な環境で暮らしており、食事も十分に与えられず、散歩にも連れて行ってもらえず、十分なお世話がされていません。この子たちも骨と皮だけでガリガリに瘦せていました。

私たちが動物愛護センターへ引き出しに行くと、撫でて!と言わんばかりに人懐っこく近寄ってくる子もいれば、人への恐怖心やトラウマがあって威嚇したり固まってしまう子など、ワンコたちは様々な反応をします。けれど、多頭飼育崩壊で保護された子たちはそのどれでもなく、ただ人を観察するようなまなざしでこちらをじっと見つめてきました。

以前、人に強烈なトラウマを植え付けられ、人が近づくと歯をむき出して唸って襲いかかろうとするほど荒れたワンコがいました。多頭飼育崩壊から保護したワンコたちも、これから愛情込めてお世話をすればいつか心を開いてくれる日が来ると信じています。

私たちの活動を応援してくださる皆さまのお陰で、今日もワンコを助け続けられています。多頭飼育崩壊や遺棄の問題は、人の意識で変えられるはずです。全国の「殺処分ゼロ」を目指すのはスローガンではありません。必ず実現させる未来です。これからもワンコを助け続けるために私たちの活動の様子、ぜひ動画からご覧ください。

・ピースワンコTV(6分51秒)

 

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