3月26日も広島県からの要請を受けて、殺処分対象のワンコたちを助け出しました。
野犬や捨て犬、くくり罠にかかった犬、疾病を患う犬、高齢犬、気性難の犬。行き場がないワンコたちです。
怖がりで繊細で、優しく純粋な野犬たち。みんな不安そうに警戒して震えていました。
酷く脱肛している子犬もいました。ガリガリに痩せていて皮膚もボロボロです。
人懐っこくて、医療処置の際も甘えてきました。
とても優しい性格の男の子です。
名前はスタッフが一生懸命考えて「ぽんず」になりました。
再発防止のために肛門を縫合し、状態を確認しながら最善を尽くしてお世話をしていきます。
野生に生まれて自然の中で過ごしていた犬たちは、人と接したことがないから怖がるだけ。
ほんとうは、みんな人間だいすき。
どの子も愛情を与えたら必ず応えてくれます。
人に馴れない野犬は一頭もいません。野犬も家族になれます。
野犬にも生きるチャンスを。
助けたワンコたちみんなに優しい家族ができますように。
(ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダー 安倍誠)
※ピースワンコは、皆さまからのご寄付だけで活動しています。一頭一頭に寄り添ったお世話ができるのも、皆さまのご支援のお陰です。ワンコの命を守る活動を続けていくために、ご支援をよろしくお願いいたします。
おすすめ記事
-
保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!
ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの […] -
終(つい)の住処になるー終生預かりボランティア制度ー
目次預かるという選択ケアボラ制度預かり先の声岸さんとポップ(13歳)シニアならではの落ち着きペット葬の現場から得た思い大久保さんと朱雀(15歳)「もしも」の先に備えて期待と不安とこの子にしてあげたいことケアボラというパー […] -
【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター
目次ひとりからみんなで犬のぬいぐるみと一緒に犬たちにできること東海で最大の取り組みを「静岡のワンコたちも救う」苦労も超えるオープンに向けて ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの […] -
保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」
目次スイートホームちゃことはな犬のいない散歩なんてコキア色のちゃこはなのお迎え愛すべきギャップ「なんなんだ?」といえる愛 スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家と […] -
手のひらと肉球をつなぐもの
目次春雷と愛犬音響トレーニング雷の轟音をやり過ごす方法雨宿りの思い出ずぶ濡れでなぜ悪い犬と暮らせば勇気だって湧いてくる 春雷と愛犬 春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠 […]