2024年6月12日

【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(6月11日)

6月11日も広島県の要請を受け、県内の動物愛護センターから猶予期限がないワンコを引き出しました。

野犬、高齢犬、怪我や病気がある犬、様々な子がいます。
どの子も不安そうな表情で、感情を押し殺したような瞳をしています。

神石高原シェルターに連れて帰り、ワンコへの愛情溢れるスタッフと獣医師と一緒に、全頭の検査と最善の医療措置を施しました。

これからスタッフみんなで、たくさんの愛情を与えて、献身的にお世話をしていきます。

野犬は警戒心が強くて人に馴れないと決めつけられ、動物愛護センターでは行き場がありません。疾患や問題がある子も、私たちが保護しないと行き場がありません。

助けることができなくなると、ワンコたちは「ドリームボックス」という殺処分機の中に詰め込まれ、炭酸ガスを注入して窒息死させられてしまいます。

人間の都合で罪のないワンコの命を奪うことは、絶対に、絶対に、許すことはできません。

どんな子であっても、愛情を込めてお世話をすると、必ず人のことが大好きになります。そして、大切な家族として、人と共に幸せに生きることができます。

みんな!もう大丈夫だよ。
これからは、楽しくて幸せで、笑顔が溢れる犬生が待っているからね!

保護した全てのワンコが幸せな犬生を過ごせるように、そして全国の「殺処分ゼロ」を実現するために、私たちはこれからも活動を続けます。
(ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダー 安部 誠)

※ピースワンコは、皆さまからのご寄付だけで活動しています。一頭一頭に寄り添ったお世話ができるのも、皆さまのご支援のお陰です。ワンコの命を守る活動を続けていくために、ご支援をよろしくお願いいたします。

\ 命を救い、幸せにするために /

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