【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(1月14日)

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2025年1月14日、広島県内の動物愛護センターから今年初めての引き出しを行いました。行き場がなく猶予期限もないワンコたちです。

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飼い主から捨てられた、状態が悪い2頭のお爺さん犬がいました。

ミックスのお爺さんは、一方向にくるくる回る旋回運動が見られ、ガリガリで肋骨が浮かび上がっていて元気もありません。

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黒柴のお爺さんは、遠くを見つめ、ずっと誰かを待っているようでした。

悲しさ、寂しさ。この子たちの気持ちは言葉で表現できません。

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3頭の兄弟犬もいました。
みんな怖くて怖くて、いっぱいいっぱい。震えていました。
けれど、愛情を込めて撫でたりしていると、抱っこもできました。

野犬は怖がりで繊細だけど、優しい性格です。
愛情を注いだら人に懐きます。家族として一緒に暮らせます。

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全国の殺処分は2434頭。殺処分になっているほとんどが、野犬です。
命を助ける為にも、ワンコを迎える際は、元野犬の保護犬も家族に迎える選択肢に入れてもらえたら幸いです。

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保護したワンコたちは、神石高原シェルターの美しい雪景色にちなんだ名前になりました。これから幸せな第2の犬生が始まります。

生まれてきた喜びや幸せを感じてもらえるように、そして、最期まで幸せにしてくれる「家族」と出逢えるように、スタッフみんなでたくさんの愛情を与えてお世話をしていきます。野犬にも生きるチャンスを。
(ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダー 安倍誠)

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