
ピースワンコで暮らす保護犬たちは、里親さまとのご縁が繋がるように、様々なトレーニングを受けています。実際に人と一緒に暮らす練習のために、スタッフがワンコを連れ帰ってお泊りトレーニングも実施しています。
ワンコは、人間と一緒に暮らすことで少しずつ成長していきますが、お泊りトレーニングがきっかけとなって、スタッフの家族になるワンコもいます。推定8歳の「アビゲイル」もその一頭。2024年8月31日、初めてお泊りした愛玩動物看護師の資格を持つスタッフ、石橋のもとへ卒業していきました。

「アビゲイル」は2019年11月26日、推定3歳の時にピースワンコに保護された白いモフモフの男の子です。右眼の怪我のせいか、ピースワンコに来て約5年、里親さまとのご縁がなかなか繋がりませんでした。
人懐こくてお散歩も大好きだけれど、少し怖がりな「アビゲイル」。初めて石橋の部屋に入った時は緊張してほとんど動かず、ごはんも石橋が寝ている夜中にしか食べられませんでした。

怖がりな元野犬の子は、囲まれた空間があると落ち着いて過ごせることが多いので、石橋は部屋にサークルを設置しました。また、この環境は怖くないことを分かってもらうために、部屋に一緒にいてもわざと放置して「アビゲイル」にあまり干渉しないようにするなど、工夫しながら過ごしました。
石橋の愛情が伝わったのか、「アビゲイル」は少しずつ動き回れるようになり、ごはんも夜中ではなく明るい部屋でも食べられるようになりました。

「アビゲイル」は、最初は苦手だったハーネスも全然嫌がらなくなりました。足や身体を拭いてもらったりブラッシングされても、全く嫌がりません。フワフワな柔らかい場所が好きな「アビゲイル」は、石橋のベッドにも乗れるようになり、気持ちよさそうに寛ぐようになりました。
「アビゲイル」と石橋の生活は始まったばかり。これからいろんな変化がありそうです。2人の様子、ぜひ動画からご覧ください。
⇒ ピースワンコTV(11分16秒)

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