2016年5月7日

ワンコたちからの近況報告:2016年05月07日土曜日

皆さんこんばんは。GWは如何お過ごしでしょうか?神石高原町では、連日たくさんのお客様が遊びに来て下さいました!ドッグランはどこもかしこもワンコまみれでした。ピースワンコの卒業犬もたくさん来てくれました。みんなそれぞれ今の飼い主さんに甘えん坊しつつ中には私たちスタッフのことを覚えてくれているワンコもいて、とても幸せな気持ちになれました。こうやって卒業していったワンコたちが幸せそうな顔をしているのを見るのが私たちスタッフのやる気に変わります。もちろん里親希望のお客様もたくさん来て下さり、予約が入ったワンコが増えました!みんな無事に里親さんが決まりますように。さて、今週は13頭のワンコからの近状報告をお届けします。最後までお読み下さい。
姫より「譲渡センター」
家族のみんなこんちには。姫よ。実はね、数日前にてんかんの発作が起きてしまったの。最近はめっきり発作も無くなって、少しずつお薬を減らしていたんだけど・・・。お薬が以前の量に戻ってしまったけど、パパとママも応援してくれているから私また頑張るわね!そして嬉しいお知らせがあるの!私が生活しているピースワンコの施設内に、譲渡センターが出来たのよ!以前にも譲渡センターのことブログの記事にしたの覚えているかしら?GW中にオープンしたんだけど、沢山のお客さんが来てくれたみたいなの。中に入ると、床にはハルクくん,夢之丞さん,はるばぁちゃんの足跡があるのよ。カウンターにはまたまた夢之丞さんとハルクくんのシルエットが掘られているの。とってもオシャレでしょ?まだオープンして間もないから、内装は寂しい感じだけど、これからどんどん明るい気持ちになれる内装にしていく予定よ。パパとママも良かったら是非遊びにきてね♪


マロンより☆彡「侍の旅立ち」
ワンだふるファミリーの皆さんにも訃報が届くと思いますが、モンちゃんが旅立ちました。マロンの心もぽっかりと穴があいて、何も考えられないよ。いつも一緒に散歩して、ドックランでは時にはケンカしたこともあったね、ほぼケンカの原因はマロンなのにモンちゃんは侍だからいつも許してくれた。きっと体中が痛かったり、辛かったりしたのに弱音を吐いたこともなかったね。飼い主に捨てられても、動物愛護センターで怖い目に遭っても、大変な病気になっても、逆境と闘い、一生懸命生きるモンちゃんの姿から、勇気をもらっていたんだよ。素朴で、優しくて、純粋で、力強い、モンちゃんのまっすぐな瞳から、優しさが溢れ出ていたよ。モンちゃんの顔をみて、毎日元気をもらっていたんだ。なのにマロンはモンちゃんに何も与えていないよ。別れ際、マロンはモンちゃんに会えなかったね。傍にいてあげたかった。最後に優しくしてあげたかった。今更こんなこと言っても、もう遅いね。何もできないで本当にゴメンなさい。もう一回だけでいいからモンちゃんに会いたいな。そして「ありがとう」と伝えたいよ。モンちゃん、今までありがとう。

ぼんより☆彡「花言葉」
ファミリーのみんな、ぼんじゃ。神石高原町は桜こそ散ったが、春の花がたくさん咲いておるぞ。散歩も春の花の香りで気分もルンルンじゃ♪もちろん、わしは花じゃなくてもオヤツの香りでも気分がルンルンになれるぞ。ただ、花のことに関して聞かれると答えられる自信はないんじゃがな・・・。花には、花言葉というものがあるらしい。そういえば、以前ファミリー仲間のルフィが花のことを記事にしていたのを思い出したわ。当時はあまり興味が無くてな、花にそのようなものがあるとは、知らんかったわ。花言葉を調べながら、花を見るというのも、なかなか楽しいもんじゃぞ。目指せ、花博士&花が似合うワンコじゃ!!ファミリーのみんなもわしと一緒に花言葉を調べながら、花見をしてみないか?一緒に花見をしてくれるのを神石高原町で待っておるぞ。


レオより☆彡「ミラクルショット」
ファミリーのみなさん、元気かのう?4月に入り、同じワンだふるファミリーのヤマと同じ部屋になり、2人で若い者の教育係として頑張っておるぞ!そして、今回のブログの写真は、わしとヤマとピースワンコ1の大女優はるばぁのスリーショットじゃ!!この写真は、スタッフさんがオヤツで誘導し、わしらを整列させたとかではないんじゃよ。スタッフさんがいうには、気づいたらこんな奇跡が起きていたらしいんじゃと。わしもヤマもはるばぁもオヤツに夢中で気付かんかった。しかも、3人とも綺麗におすわりして、待っておるんじゃよ~。いや~、若者ワンコのお手本になるおすわりじゃな~。常に何が起こるか分からんのがピースワンコじゃからの。カメラはいつでも撮れるように準備しておったら、奇跡の1枚が撮れるかもしれんよ。次回も奇跡の1枚が撮れるかの?次回もお楽しみじゃ!!


カールより☆彡「穴ぼこだらけのドッグラン」
ファミリーのみんなこんにちは。カールだよ。僕には毎朝日課にしていることがあるんだ!それはね、施設にある森のドッグランで穴掘りをすることなんだ。毎日毎日飽きずにあっちこっちを掘りまくっているよ。これが楽しくて朝ごはんの時間を忘れてしまうほど夢中になってしまうんだ!気がつけば他のみんなはご飯を食べ終わっていて、「カールー!」ってスタッフさんに呼ばれるまで気付かないこともしばしば。お陰でご飯前に足を洗われるのも日課になっちゃった!雨が降った次の日なんて顔も泥だらけさ。ちょっと前までルームシェアしていた姫ちゃんは一緒に掘ってくれることもあったけど、今一緒にドッグランに出ている茶々ちゃんは呆れた顔でこっちを見ているよ。森のドッグランはおかげで穴ぼこだらけさ。よそ見をしていると躓いちゃうかもよ!

ルフィより☆彡「きれいな桜」
家族の皆さん、こんにちは。今日は神石でも咲いた桜が綺麗に見れるところがあったからみんなにも紹介するね。僕たちの住んでいる所で咲いているのは八重桜っていう種類なんだ。一番主流なのはソメイヨシノだけど、八重桜はソメイヨシノよりも1週間くらい時期が遅れて咲くんだよ。八重桜は八重咲きになるからそういう名前がついたみたいなんだけど、花弁の枚数が300枚に達するものもあるんだって!たくさん重なり合っているからふわふわ丸くて可愛いよね。桜って実は300種類以上もあるらしいよ!総称して山桜っていうんだけど、地域によって少しずつ違うみたいだからいろんな桜を見てみたいね!


ボンより☆彡「熊本の皆さん」
家族のみんなこんにちは。熊本では今も尚大勢の人が不自由な避難生活を送っておられるんだね。夢之丞とハルクはいつもいち早く災害現場に駆けつけるけど、ボクにも何か出来ることがないかなあ、って気持ちばっかりがはやるんだ。何もできなくて残念だなあ。おとうさん、おかあさんや周りの皆さんは大丈夫だった?前ね、熊本の八代市からボク達ワンコにって沢山美味しいジャーキーを送ってもらったんだ。お礼の手紙をだそうと思ったら地震が起きて、しばらく落ち着くまで待ってたんだけど、やっと郵便も届けてもらえそうだから、みんなで「ありがとう!」って手紙送ったんだ。みなさん無事だといいな。余震も怖いし長引く避難生活も大変だから、せめて気持ちが晴れるよう今日は今が見頃の綺麗なヤマツツジを紹介するよ!


モモより☆彡「ピースワンコへようこそ」
~今日の一コマ~ 今日はお天気が良いからお散歩していたら、とっても元気な柴犬の男の子と出会ったの。名前は、「元就」君って言うんだって!元就といえば、有名なのは毛利元就の「三本の矢」よね。我らがサンフレッチェ広島のサン(日本語で数字の三)、フレッチェ(イタリア語で矢)なのよね。元就君は、神石高原町内で保護された迷い犬なの。保護された時から首輪をしていたし、きっと飼い主さんがいたはずなの。元就君は、とっても大きく高い声でよく鳴いているけれど、まるで飼い主さんを呼んでいるみたい。けれど、ここでの生活も悪くわないのよ。スタッフさん、元就君が寂しい思いをしないよう、愛情をかけてあげてね!私だって、最初は寂しかったけれど、今ではちっとも寂しくないわよ。これもすべて、スタッフさんとファミリーさんのおかげよ!私は、本当に幸せよ!!


ヤマより☆彡「ピースワンコのGW
ファミリーの皆さん、ゴールデンウィークは楽しんでおるかい?ピースワンコには、里親希望者さん、施設見学者さん、ドッグランのお客さん、たくさんの人が来てくださって、とても賑やかじゃなぁ。新しい第三犬舎と神石高原町の譲渡センターの工事も順調に進んでおるみたいじゃし、5月は本当に楽しみじゃなぁ。ワシはファミリーさんが会いに来てくださった時の為に、移動せずに待っておるからな!いつでも会いに来ておくれ!そして今日はカメラ目線のワシとモズク君と後ろにいるのはルフィ君じゃ。ワシらを撮ろうとしているスタッフさんの影も綺麗に写っておるなぁ。身長三メートルぐらいありそうじゃなぁ。明け方なだけあって、とても長い影じゃ。芸術的な一枚でした。


クリスより☆彡「花より団子」
クリスだよぉ。お父さん、お母さんは元気かなぁ?ちょっと遅れちゃったけど、この前ねぇついにお花見したんだよぉ。僕のいる神石高原町にもやっと満開の桜が咲いたんだ~。最近体の調子が良いから、キレイに桜が咲いている芝のドックランまで歩いていって、撮ってもらったんだよぉ。カメラ目線でバッチリでしょ~?暖かいお天気で、芝生もぬくぬくさぁ。桜を見ながらお昼寝もしちゃったぁ!そうそぅ、スタッフさんが、落ちた桜の花を目の前に置いてくれたんだけど・・・僕は次の瞬間パクっと食べちゃったんだぁ!スタッフさんもビックリしていたなぁ。待ちに待ったお花見だったけど、やっぱり食欲にはかなわないねぇ。花より団子・・・だって僕は虎だからねぇ。お父さん、お母さんも春を満喫してくれているといいなぁ~。


アーチャより「高いところから」
パパ・ママこんばんは。アーチャだよ。今日はいつもの犬舎を飛び出して、スタッフさんが普段過ごしている休憩所に連れてきてもらったんや。見慣れない環境にドキドキのおれっちだったが、見てよこの写真。ソファーの上に身軽にジャンプしてみたよ!なんで高い場所に上って遠くを見つめているかって?それはおれっちの専属カメラマンが震災の起き熊本にレスキューに行ったからさ。救助犬の夢之丞さんとハルクさんはもう帰って来ているけれど、支援活動はまだまだ続いているんだ。ピースワンコからはペットの為のフードや暑い日が続いているようだから、ひんやりするペット用のアルミ板を送ったりしているよ。人だけでなく、ペットの為の支援も続けているよ。飼い主さんだけでなく、ペット達の不安も解消できるように支援を行っているんだ。おれっちが出来ることはあまり無いけれど、ここから応援することやみんなの無事を願うことは出来ると思うんだ。


ヒカルより☆彡「うれしいおくりもの」
父さん・母さんこんばんは。この前わし宛に初めての贈り物が届いたんだ!生まれて初めてのわし宛のプレゼント・・・!スタッフさんからプレゼントが来ることは聞いておったが、いざ来るとワクワクが止まらんかったわ。中には美味しそうなおやつがたくさん入っていた。わしのリクエスト通りの贈り物だったわ。どうやらわしには、妹もいるらしい。父さん・母さんが出来て更には妹まで・・・。さぞかし可愛いんじゃろうな。わしもその家族の中に入れて貰えて嬉しいのぅ。神奈川県の愛護センターでは殺処分がゼロの様じゃが、わしはそんな中危うく処分されそうだった。わしの他にも2頭処分対象だった。それだけ保護犬への意識が高い県でもわしは誰にも気に入って貰えんかった。でも、今ではこんなに優しい家族に囲まれている。まるで夢のようじゃ。わしってばどんどん欲が出てきてしまってな。最近は、贈り物だけじゃなくいつか家族のみんなと一緒にお散歩がしてみたいなんて思ってしまうんじゃ。

もんたより☆「ありがとう
今朝はお日様が輝いていて、拙者が寝ている場所からも青空が見えたでござる。拙者は前日から食欲がなくて、体調が万全とは言い難かったが、気持ちいい朝を迎えて、幸せな気分だったでござるよ。そして深い眠りにつくと、ふわ~って体が宙に浮いて、気が付くとピースワンコ・ジャパンの施設全体を空の上から眺めていたでござる。「みんな、ドッグランで元気で走っているでござるな!拙者も思いっきり走るでござる!」そう思って空の先を見ると、大きな虹の橋があって、拙者は橋を渡ったでござる。
2014822日、拙者は広島県動物愛護センターからピースワンコへやってきた。その頃の拙者は人が大嫌いで、ここにいるのが本当にいやだった・・・。しかし、ピースワンコに来てたくさんのワンコ仲間と出逢い、時にはケンカをしながら、友達もできたでござる!人も最初は嫌いだったが、「モンちゃん」という愛称で呼ばれて、照れくさいながらに嬉しかったでござるよ!そして、拙者にボールというオモチャを使った遊びを教えてくれたり、拙者の身体がしんどい時には噛まれることを恐れずに拙者を優しく抱きしめてくれたでござる!ここに来てからの生活は、拙者にとっては刺激がいっぱいあって、とても楽しかったでござる。
拙者のワンだふるファミリーになってくれた父上、母上、短い間だったけど拙者の家族になってくれて感謝、感謝でござる!本当は淋しがり屋だったから、たくさんの家族ができて嬉しかった。そして、家族ができて、オヤツや大好きなボールをプレゼントくれて、すごく嬉しかったでござる!拙者が病気になった時も心配をしてくれて、メールをくれて、本当にありがとう。最後の最後になって、拙者は人がますます好きになってしまったでござる。
さようならは言わないよ。これからは、拙者が父上、母上、そしてこの神石高原で走り回っているワンコ仲間たちを空から見守るでござる。今まで、本当にありがとう。
どうかお元気で。

突然の悲しいお知らせとなってしまい驚かれた方もたくさんいらっしゃると思います。私たちスタッフも悲しみを抑えきれません。モンタは20148月、広島県動物愛護センターで殺処分寸前だったところを、ピースワンコ・ジャパンが保護しました。当初は人を見ると唸り、歯を剥き出しにして怒り、手をつけることができない子でしたが、徐々にピースワンコでの生活に慣れ、他のワンコと遊んでいるときが一番楽しそうでした。昨年3月初め、モンタに元気がなく、大好きなおやつやご飯も食べずに眠っていたため、病院に連れていくと「慢性腎不全」と診断されました。点滴などの治療を続けていましたが、今年3月中旬にうまく歩けないという症状が出て入院。機能している腎臓は1/4程度と診断され、退院後も老廃物を体に溜めずに排出させるために補液をしたり、ホルモン注射をしたりし、モンタも体がつらい中で治療を頑張ってくれていましたが、最後は治療の半ばで心臓が停止しました。これまでの皆さまの温かいご支援に感謝申し上げます。モンタのように動物愛護センターで殺処分対象となり、病気を発症したワンコも、小さな命が殺処分という方法で失われることなく、犬生を全うできるよう、ピースワンコ・ジャパンは今後もワンだふるファミリーとして支えていただく皆さまと共に、活動を続けます。
次回の更新は513日(金)です。

いいなと思ったらシェア

おすすめ記事

  • 保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!

    ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの […]
  • 終(つい)の住処になるー終生預かりボランティア制度ー

    目次預かるという選択ケアボラ制度預かり先の声岸さんとポップ(13歳)シニアならではの落ち着きペット葬の現場から得た思い大久保さんと朱雀(15歳)「もしも」の先に備えて期待と不安とこの子にしてあげたいことケアボラというパー […]
  • 【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター

    目次ひとりからみんなで犬のぬいぐるみと一緒に犬たちにできること東海で最大の取り組みを「静岡のワンコたちも救う」苦労も超えるオープンに向けて ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの […]
  • 保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」

    目次スイートホームちゃことはな犬のいない散歩なんてコキア色のちゃこはなのお迎え愛すべきギャップ「なんなんだ?」といえる愛 スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家と […]
  • 手のひらと肉球をつなぐもの

    目次春雷と愛犬音響トレーニング雷の轟音をやり過ごす方法雨宿りの思い出ずぶ濡れでなぜ悪い犬と暮らせば勇気だって湧いてくる 春雷と愛犬   春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠 […]

Supportご支援の方法

「里親になるのは難しい...」 という方にも、様々なご支援をいただいており、
「殺処分ゼロ」を実現するためにはあなたのご支援が必要です。
寄付、ふるさと納税を使ったご支援、ボランティア、物品寄贈など、あなたにあった方法でご検討ください。