ワンコたちからの近況報告:2015年10月09日金曜日

皆さんこんばんは。ここ神石高原町では、ついに朝・夜の気温が10℃を下回り、5℃となりました。日中はぽかぽかと秋らしい気候でとても過ごしやすいのですが、朝と夜は冬が来たかのような寒さです。まだ10月だというのにこの寒さは人間には少々堪えますね・・・。ワンコたちは自慢の毛皮をこしらえているので寒そうな素振りを見せず、元気いっぱいドッグランを走り回っています。神石高原町限定で寒く厳しい冬が来るのもすぐそこまで迫っているような気がします。さて、今週も12頭からの近状報告をお届けします。楽しんでお読み下さい!
姫より「綺麗な空」
 家族の皆さんこんにちは。朝晩はとってーーも寒くて寒くて。この前なんて気温が5℃しか無かったのよ!?まだ10月なのに信じられないわ!!でもね、日中はポカポカと秋らしい過ごしやすい天候だから、絶好のお散歩日和なの。写真をみてもらったら分かるけど、綺麗な青空が広がっいて、凄く綺麗なお写真が撮れちゃった!青と緑のコントラストそして可愛い私。最高な写真ね!でも、よく見たら私眩しくて目瞑っちゃっているわね・・・。都会では味わえない素敵なお散歩よ?でも私にとってはこれが当たり前だから、きっと町の方まで降りたら驚いてきっとこんなに元気にお散歩出来ないと思うわ・・・。いつかはここ以外もお出掛けしてみたいなぁなんて思うけど、やっぱりちょっと怖いなぁ。家族のみんな、もし、私でも楽しくお散歩出来そうな場所を知っていたら、是非教えてね!

  
マロンより「友達の病」
今ね、俺の友達のベルばぁさんはとても大きな病気と闘っているんだ。体中痛いと思う。それでも「生きたい」っていう意思は伝わってくるよ。だから痛み止めなど最大限の処置をして、できる限り苦しまないように最後まで幸せになってもらうんだ。ところで、今回のブログでは天ちゃんは相変わらず暗い話題を書いているね。愛護センターでの処分方法は安楽死にも尊厳死にも当てはまらない。命を繋ぐことがヒトのやることであって、命を終わらせることではないんだと思う。でもね、病気などで耐え難い苦痛がある場合はどうなんだろう。ワンコは言葉をもたない。ベルばぁちゃんは今何を感じているのだろう。痛みや苦しさだって勿論あると思うよ。でも、それ以上に「生きたい」という気持ちが強いと思うんだ。マロンがベルばぁだったらきっとそう思うんだ。みんなベルさんの事を思っているよ。どうかベルばぁさんが少しでも長く幸せに生き続けられますように・・・。





ぼんより「嬉しい出来事」 家族の皆さんこんにちは。最近、ワシのファミリーさんが会いに来てくれたんじゃ!遠いところからはるばる嬉しかったのぅ。沢山触ってもらったり、オヤツもらったり・・・いつもは遠く離れておるからブログでしかわしのこと伝えられんから、会いに来てくれて、本当に嬉しかったのぉ!でも恥ずかしくて中々、本当のワシをさらけ出せなかったんじゃ。これは普段のワシの寝とるところをスタッフに激写されたんじゃ。前足上手に揃っとるじゃろ?中々みんなの前ではこんなリラックスして寝ないんじゃが、いつの間にかウトウト・・・あまりにもリラックスしていて、シャッターの音にすら気付かんかった。また次に会いに来たときは、一緒にお散歩出来たらいいのぅ。待っておるよ。



レオより「温かな贈り物」
こんばんは、レオじゃ。最近なぁ、素敵なお手紙と一緒に、レインコートと美味しいオヤツが届いたんじゃ!やはりお手紙というのはあったかいもんじゃのぉ。直接書いてくれるからやっぱり温かみを感じるんじゃ。いつ貰っても嬉しいわい!スタッフさんが、わし宛のお手紙を読み聞かせてくれた。オヤツは早速同部屋のわんこたちとむしゃむしゃ・・・美味しくいただきましたわい!写真の時も、美味しゅうて美味しゅうてつい鼻ぺろしてもうた。恥ずかしいのう・・・。レインコートは、同部屋の柴犬のマロンちゃんがぴったりサイズで、ピンクもお似合いじゃったので、譲ってあげたんじゃ!マロンちゃんもとっても喜んでいたのぉ。女の子はいくつになっても可愛いものが好きみたいじゃ。いつも応援してくれてるファミリーの皆さん、ありがとう!


天より「安楽死について」
日本では年間12万8135頭の犬猫が殺処分されています(H25年度)。殺処分の方法は、ほとんどの自治体では二酸化炭素の窒息死です。天も愛護センターに収容され処分寸前のところを助けられたんだ。愛護センターの職員さんはお客さんに「痛みや苦しみはない。安楽死です」と断言していたよ。でも友達はみんな苦悶の表情で最後を迎えたよ。痛みや苦しみ以上に、ワンコ達が一番怖いのは死への恐怖なんだよ。ヒトは知能の高さで死への恐怖心を緩和することができるけど、ワンコにはそれができないんだ。だからワンコ達はヒトが考えているよりもっと恐怖の中で最後を迎えているんだよ。まずは安楽死っていう定義を考えてほしい。安楽死とは、本来であれば困難な病気などによる耐え難い苦痛を伴うときに、本人の意思に基づく要求に応じて、本人が意思を伝えることが不可能な場合はその家族の了承を得て、薬物を投与する方法だよ。ドリームボックス内に炭素ガスを注入する窒息処分方法は勿論の事、注射での麻酔薬などでの方法だって「安楽死」とは言えないよ。天たちが毎日楽しく過ごしている裏には恐怖の中で処分されているワンコ達がいるから彼らの気持ちを伝えて生きたい。彼らの思いがどうか届きますように。


カールより「おとなりさん」
皆さんどーもカールだよ。前回のブログで運転免許をとってみようかな?って思ったけど実際に運転席に座ってみて気づいたことがあるんだ。なんと、足がアクセルに届かないんだ!これは免許は諦めないといけないね・・・。よし、気をとりなをして今回のブログではお隣に引っ越ししてきたワンコを紹介するね♪その子の名前は「茶々」ちゃん可愛い子だね🎵(茶々ちゃんの写真載せとくね)メイちゃんにすみれちゃんに茶々ちゃん僕の隣にお引っ越ししてくる女の子は可愛い子や美人さんばかりだなぁ。茶々ちゃんはいま里親さん候補の方がいるらしいんだ。茶々ちゃんはとってもいい子だから幸せになってほしいな~。
友達ワンコに新しい家族が見つかると自分のことみたいに嬉しくなっちゃうね!パパとママも茶々ちゃんが新しい家族の元で幸せになるように応援してあげてね!

ルフィより「ぼくのおくすり」
家族の皆さん、こんにちは。今日は僕がいつも飲んでいるお薬についてお話しようと思うんだ。写真のお薬はキャッツクローっていう植物なんだよ。名前の由来はこの植物の葉に、猫の爪のようなトゲが生えているからキャッツクローって言うらしいんだ。面白いね!キャッツクローは人も食べられて、関節痛やリウマチにも効果があるんだって!他にも抗腫瘍作用もあるから僕のイボにも良いんだよ。キャッツクローっていろんな効果があってすごい植物だよね。美味しくないお薬もスタッフさんが美味しそうな缶詰に詰めてくれたりするから、分からないままぺろりと飲んでいることがあるよ。もちろんこれの他にも色々飲んでいるんだけど、そのお話はまた今度。これを飲んで早くイボを治してやるんだ!


ボンより「Wボン」
こんばんは、白ボンです。なぜ白って紹介かって不思議に思っているファミリーの皆さん、ブログには茶色のボンもいるからだよ。今日は先月お父さんお母さんがわざわざ遠くから会いに来られて、スタッフに連れられて挨拶をしたときの話。ボクがお座りや伏せをして挨拶したら、いっぱい写真を撮ってくれて、素敵なお父さんお母さんだったんだ。ボクもとっても幸せな気分だったんだけど、あとからボンはボンでも「茶色のボン」だったんだって。茶ボンゴメンな!言っておくけどオレオレならぬボンボン詐欺じゃないからな。微妙な間違え。でも茶ボンは、さすがワンコだ!優れた嗅覚で父さんと母さんの来訪は分かった!って言っていたよ。お父さんお母さんありがとうございました。秋の七草の花束を添えて、ダブルボンからお礼申し上げます。Wボンでユニット組めるかな?


モモより「新しい友達」
ファミリーのみなさーーん、ピースワンコのピーチ姫こと、モモちゃんでーす!今日はワンだふるファミリー仲間のポチ・サブ兄弟とのスリーショットよ。私は最近ポチ・サブ兄弟と同じ犬舎にお引っ越ししたの。昔おじいさんと一緒にいたときはあまりワンコと関わることが無かったから、犬見知りの私と初対面で仲良く出来るのか心配だったの。でもすぐに打ち解けて今ではとっても仲良しよ。これはまさに、「三匹仲良く、ワキ!アイ!アイ!」
ダ〇ョウ倶〇部さんのネタをパクっちゃったわ()。パクりネタはブログで評判がいいってポチに聞いたんだけど、本当かしら?なんだか怪しいわね。その証拠にサブが怪訝そうな目でこっちを見ていたわ。ではでは今日はこのへんで!さようなら~~。

ヤマより「可愛い女の子」
福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手がトリプルスリー(打率3割、本塁打30本、30盗塁)を達成したなぁ。柳田選手は広島県出身でカープファンだったらしい。柳田選手がカープにいたら・・・・きっと今年はカープが優勝だったじゃろうなぁ。悔しいですっ!!
ところで皆さん見ておくれ、この美人さんを!名前は「ガガ」ちゃんというんじゃ。7匹兄弟で愛護センターから保護された女の子じゃ。ちなみにいつぞやのブログで登場していたレオナルドと兄弟らしんじゃ。全然似てないのぅ。この子はふわふわでおとなしい子じゃ。ガガちゃんの可愛さに、わしの専属カメラマンはメロメロみたいなんじゃが、あまりのメロメロぶりに、ガガちゃんは少し迷惑そうじゃ。ガガガガーン・・・落ち込むなよ、わしがおるじゃろ。え?違う??

クリスより「美味しいごはん」
今日はねぇ?僕が普段食べているご飯について話そうと思うんだぁ。ワンコのご飯=ドックフードって今は定着してきたみたいだねぇ。確かに人間用のご飯をワンコに与えるのはいけないことさ。でも僕らワンコだって同じ味だとつまらないよぉ。ということで僕はドックフードの上に「つくし」の葉っぱを振りかけて貰っているんだぁ。スタッフさんに聞いたらねぇどうやらつくしには膀胱炎に効くらしいんだぁ。難しい話は僕には分からないけれど、とにかく僕の体の為に、用意されているみたい。あとね、僕はご飯が来ると急いで食べようとしてむせちゃうから1食分のご飯を半分に分けて2回に分けて食べているんだぁ。なんだか、おかわりがあるみたいで得した気分になるよぉ!家族のみんなのワンコはどんなものを食べているのかなぁ??


ベルより「ご報告」
いつもベルへの温かいご支援ありがとうございます。家族の皆様にお伝えしなければならないことがあります。ここ数日ベルの体調が優れなく、急いで大きな病院へ連れていったところ、「ガン」だと判明致しました。現在分かっているだけでも肝臓、脾臓、卵巣に広がっております。その為、長くても余命3カ月と診断されました。手術をして取り除く方法もあります。しかし、ベルはもう13歳という高齢犬です。手術での負担が多い事や、あちこちに転移している事から手術することは断念せざる負えない状況です。今はがんの進行を少しでも遅らせる為、がんの進行を促進する炭水化物が多いドッグフードからタンパク質が豊富な手作り食へと変更し、栄養面を補う為のサプリメント等を与えております。それでも病状は朝と夜でも変わってしまう程の早さでガンはベルの体を蝕んでいます。ベルは、何でこんなに体が痛いのか分からず時折痛そうな声をあげますが、それでも今この瞬間を必死に生きています。私たちスタッフもそんなベルを最後まで少しでも楽にそして楽しく過ごせる様サポートをしています。家族の皆さま、もしご都合が良ければベルに会いに来て下さい。優しく撫でて下さるだけでもきっとベルの元気に変わると思うのです。これからもブログは更新していきますので、ベルの応援宜しくお願い致します。
ベル「家族の皆さん、会いに来て下さったら、私の素敵な歌声を披露するはずだったのだけれど、ちょっと今は体が痛くて綺麗に鳴けないのよ。とっても辛いけど、優しいスタッフが毎日包帯を変えてくれたり、頭を撫でて下さるの。こんな状態になってしまったけれど、これからもわたくしのこと応援して下さると嬉しくてよ。」

いかがでしたか?
次回の更新は、1016日(金)です。
 どうぞお楽しみに!

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