ファミリーのみんな元気ですか? おいらは今、虹の橋にいます! 苦しい時もあったんだけど、今は体が軽くなって、とても楽になったんだよ。
おいらは2020年の12月にピースワンコに来て、しばらく検疫犬舎にいたんだ。2023年の9月にオレンジ犬舎にお引越しして併設されていたドッグランで同い年くらいの仲間たちと毎日のんびりお散歩を楽しんでいたけど、そのあと14歳だったし、高齢ワンコが暮らす老犬ハウスに11月にお引越したんだよね。
老犬ハウスは住宅街にあるから、最初はリードをつけてのお散歩練習をしたんだ。スタッフさんはリードが苦手なおいらのペースにあわせて、ゆっくり何度も練習をしてくれたっけ。おかげで、おいら、ちゃんとリードを付けて散歩できるようになったんだよ。
気候も良くなって、近々公園にも行けると思ってたのんだけど…、気が付いたら虹の橋に来てしまった(汗)。実はさ、最近体調があまり良くなかったんだ。その日も、いつものようにお散歩中に近所のお婆ちゃんと挨拶もして、大好きなご飯も食べたんだけど…、夜になったらしんどくなってきたんだ。
目が覚めたらガタガタ震えが止まらず口からヨダレや泡が出てきて、熱を測ってみると42.8℃もあったんだ。スタッフさんが体を冷やしてくれたり色々してくれたけど、すごくしんどかった(涙)。
数時間経つとちょっと楽になってきたんだけど、側にいてくれたスタッフさんがおいらを撫でながら泣いてるんだ。なんで泣いているのかな? と思っていたら…おいらは虹の橋に来てしまっていたんだよね。そしてファミリーのみんなやスタッフさんたちとお別れしちゃったんだ、もう会えないんだって気が付いたんだ。
おいら、もう少し地上でみんなと過ごしたかったなぁ。でもね、虹の橋を渡ると痛みも苦しみも不思議となくなって体がとても楽になったんだよ! おいら、みんなのおかげで楽しい犬生を過ごせたよ! 幸せだったなぁ。だから、みんなも悲しまないでおいらを笑顔で思い出してね!
今まで見守ってくれたみんなを今度はおいらが空の上から見守ってるからね。みんな今までありがとう! パカー
ブライより☆彡
父上、母上、ファミリーのみなさまへ
みなさまいかがお過ごしでしょうか。ブライです。今日はみなさまにご報告があります。
私は今、妹のリゼロッタとバーバラと一緒におります。おかげさまで19年の犬生を全うして虹の橋を渡ってきました。旅立ちの時に持たせてくれたお花を飾り、三頭でおやつをいただきながら思い出話に花を咲かせています。
みなさま、どうか悲しまないでくださいね。ワンコの19歳は人でいうと90歳ぐらいでしょうか。大往生ですからね。少し私の思い出話にお付き合いください。
2019年11月5日、私たち三兄妹はピースワンコに救い出されました。道中、車の窓にお日様の光がさしていました。その日は晴れていたようです。私も妹たちも不安な気持ちでいましたが、私は兄ですからね。大丈夫、お兄ちゃんがいるからねと励ましていました。
窓からさす光に、きっと大丈夫となぜか思えたのです。そして11月5日、この日が私たちの新しい誕生日になりました。当時、私たちは15歳くらい。ワンコとしてはすでにお年寄りでした。元気とはいってもご老体です。あちこちガタが来ていました。目がクルクル回ってクラクラして、お散歩の途中に倒れてしまって動けなくなったこともありました。
食べることが大好きな私でも、なかなか食べられないこともありました。そんな時、缶詰を混ぜたりふりかけをかけたりしてもらいました。自分で食べられなくなってからは、私を抱きかかえてごはんを口元まで持ってきて食べさせてくれました。
足腰が弱ってきた私を気持ちのいい森の香りがするお庭に連れて行ってくれたりもしました。みなさまとのご縁をいただいたことで、私たちは人間の愛情を知ることができました。
人という生き物はワンコに優しく、ワンコを信じ、愛してくれる。私の犬生での一番の学びです。あの車から降りた当初は妹たちを守らねばと思って警戒しましたが、それは杞憂でした。三人家族だと思っていたのに日本中にファミリーができたのですから。人を愛する喜びを教えてくれてありがとう。
スタッフさんは私の20歳の誕生日を楽しみに待っていてくれたようですが、こんなにも幸せに包まれて、私は心残りはありません。これからは天国からみなさんを応援しますからね! たくさんたくさんエールを送りますからね! 私たちのように長生きして、人生を謳歌してくださいね! 私たちのように、いつからでも新しい人生、犬生を送ることができますからね!
これからも人とワンコが末永く仲良く暮らせますように!
ピースワンコ最高齢三兄妹を代表して ブライ
みなさん、パカー・ブライを応援してくれてありがとうございました。夢之丞🐾