保護した時から病気が…。12歳の「甘栗」

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ピースワンコは2012年から広島県内のドリームボックス(殺処分機)稼働を止めるために、殺処分対象の犬を引き出し続けています。私たちが保護する犬は、野犬がほとんどですが、様々な理由で飼い主から捨てられた犬たちもいます。高齢や病気、怪我や障害、気性難など、特別なケアが必要な保護犬たちは「オレンジ犬舎」で暮らしています。

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オレンジ犬舎で暮らしている「甘栗」は、2023年10月10日に推定11歳の頃、ピースワンコに保護された柴犬風のおじいちゃんワンコです。同室のワンコに仲良く寄り添って眠るほど、優しい性格ですが、保護当時から心臓病やフィラリア症を抱えており、日々の投薬が欠かせません。

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「甘栗」は、食欲旺盛でお散歩も大好き。けれど、2025年1月頃から体調を崩して熱が下がらず、食欲も徐々に落ちてきて、自力で歩くことができなくなってしまいました。

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食欲が落ちた「甘栗」が一口でも多くご飯を食べてくれるように、低リン・低ナトリウムの腎臓サポート用補助食品を取り入れるなど、工夫しながら食事のお世話をしています。また、心臓や腎臓への負担を減らすため、ご飯はふやかしたフードに便通を良くするサプリと腎臓サポートサプリを混ぜ、お団子状にして一口ずつ食べさせています。

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「甘栗」はお散歩が大好きですが、心臓病のワンコにとっては、お散歩が体に負担になることもあります。スタッフは補助ベルトを使って散歩の時間も短めに調整して、「甘栗」の身体に負担をかけないように気を配りながら、大好きなお散歩をさせています。

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病気と闘いながら一生懸命に生きている「甘栗」。体調が良い時、「甘栗」はいまもお散歩を楽しんでいます。「甘栗」がこれからも大好きなお散歩ができるように、そして、いつかまた自力で歩くことができるように、大切にお世話を続けます。病気と闘いながら一生懸命に生きている「甘栗」の様子、ぜひ動画からご覧ください。

ピースワンコTV(7分18秒)

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