【ワンだふるLIFE】ボランティアから家族へ。「うに」の幸せ物語

ピースワンコから卒業していったワンコは、5054頭以上にのぼります(2025年6月末現在)。ワンコたちはどの子もみな家族ができると、穏やかで幸せそうな表情になり、まるで別人のように変わります。福岡譲渡センターから卒業していった「ラック(現:うに)」も幸せを手に入れたワンコの1頭です。

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「うに」を家族に迎えてくれたのは、ピースワンコの福岡譲渡センターのボランティアさんご家族。「うに」を家族に迎えたきっかけや、一緒に暮らす中で困ったことや嬉しいことなどのエピソードをご紹介します。

●「ラック」→改名「うに」
・推定誕生日:2023/11/16
・受入日:2024/04/16
・卒業日:2024/10/11
・卒業場所:福岡譲渡センター @pwj_fukuoka

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家族に迎えようと思ったきっかけ

福岡譲渡センターが出来ることを知り、ボランティアに申し込んで通うようになりました。譲渡センターに何度か行っていると、「うに」くんの方から来てくれるようになりました。なでて~と寄って来る姿が本当に可愛らしくて「うに」くんを家族に迎えることを決めました。それと、首回りのお肉がタプタプしていて可愛かったのも、「うに」くんにしよう!と決めたポイントです。

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お迎えして大変だったこと

本当にこれといってありません!強いて言えば、現在進行形でお父さんになかなか慣れないことです。

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お迎えして良かったこと、嬉しかったこと

「うに」くんの、存在そのものが癒しです。可愛いのはもちろんのこと、クスッと笑える行動など、「うに」くんを迎えたことで、笑顔が増えたように思います。それと、毎日の散歩がとてもいい運動になっています!

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これから保護犬を迎えようと思っている人へのメッセージ

以前、ペットショップから家族に迎えたワンコもいましたが、その子たちと保護犬は、本当に違うなと実感しています。

もちろん、ワンコたちそれぞれの性格の違いなどもあると思いますが、保護犬はとても警戒心が強く、寝ているときでさえ、小さな物音で目を覚ましてしまうことも多いので、最初はリラックス出来る時間というのはないように感じます。

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それでも日が経つにつれ、少しずつ変化が見えてきます。自分からサークルの外に出てくる、行動範囲が少しずつ広がる、尻尾が上がるようになる、添い寝してくれるようになる、お腹を見せてくれるようになる、撫でてを催促する――。他にも挙げればキリがないほど、本当に少しずつではありますが、その一つひとつの小さな変化がとても嬉しく、気づいたときには幸せな気持ちになります。

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「野犬は怖い」「人に馴れない」などのネガティブなイメージは強いと思いますが、そんな事は一切ありません。その点は、実際に今一緒に生活していて確実に言える事です!

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保護犬を家族にお迎えすることを悩まれている方は、まずはピースワンコの譲渡センターへ見学に行って、ワンちゃんたちと触れ合ってみてください。
不安なことや心配なことがあれば、ピースワンコのスタッフさんが、いつでも親身になって相談に乗ってくださいます!

触れ合いだけでなく、実際にワンちゃんのお世話を体験できるボランティアもおすすめです!

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福岡譲渡センター スタッフからのメッセージ

「うに」は、福岡譲渡センターが2024年7月13日にオープンしたときからのメンバーでした。繊細で控えめな性格で、ふれあいスペースに出してもお友達とすみっコぐらしをしている子でした。

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最初はお散歩も全くできず、環境に慣れてもらうためにスタッフが抱っこしてお散歩したり、環境に慣れて外で過ごせる時間が増えるように、ただただ外に座っている時間を作ったりしていました。室内でも自分からスタッフに寄っていけるようになるまでに、時間がかかりました。

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少しずつ環境に慣れてきた「うに」は、センターのオープン当初からボランティアに来てくださっていた里親さまの空気感に安心するのか、ボランティアさんの中で里親さまに一番甘えていました。

里親さまがお迎えを検討されていたとき、「うに」は新しい環境に慣れるまではお散歩にでても歩かない可能性があることなど、お話させていただきました。里親さまは“それでも「うに」をお迎えしたい”と、とても嬉しいお返事をくださり、ご家族全員でのお散歩体験後にお申し込みを頂きました。

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里親さまのお家に行ったばかりの頃、「うに」はなかなか心を開いてくれない様子でしたが、ご家族の皆さまが「うに」のペースに合わせて接してくださったおかげで、とっても甘えん坊になり、センターでは見られなかった、添い寝や一緒にへとへとになるまで遊べるようになったそうです!

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「うに」はとても繊細な子ですが、里親さまご家族の一員になってからは、とっても明るい表情になりました。センターに遊びに来てくれるたびに、スタッフやボランティアさんを笑わせてくれる子に成長しました!

これからも「うに」と里親さまご家族が、幸せに過ごせますよう祈っています。里親様、「うに」のことをよろしくお願いいたします!(福岡譲渡センター スタッフ一同)

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