虐待?飼い主に捨てられた老犬「カーター」

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オレンジ犬舎で暮らす「カーター」は、2025年で17歳になるおじいちゃんワンコです。逃げたのか捨てられたのか分かりませんが、「カーター」には元々飼い主がいたようです。2019年11月に動物愛護センターで保護されていたところを引き出して、ピースワンコにやってきました。

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元の飼い主から虐待を受けていたようで、ピースワンコに来たばかりの頃は人に対するトラウマが強く、撫でることができませんでした。いまでも上から手が来るとビクッとして怖がり、歯が出る時もありますが、背中を撫でると気持ちよさそうにしています。

外で飼われていた「カーター」は部屋の中より、外が好き。部屋の中にいるときは要求吠えをして、スタッフに外へ連れて行ってもらっていました。

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保護当時から左足をかばうような歩き方をしていましが、年齢と共に足腰が弱くなって筋力も低下し、甲状腺機能低下症も発症。立ち上がろうとすると左側に倒れ込んだり、ふらついて壁にぶつかったりするようになり、2024年の秋からは自分で立ち上がることが出来なくなってしまいました。

けれど、スタッフが献身的にケアをしたところ、最近では車椅子に乗って自分で歩くまでに回復してきています。

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スタッフは「カーター」が部屋の中でふらついて壁にぶつかって怪我をしないように、お風呂マットを壁に設置しました。また、筋肉量が少ない左側に尿がついて尿焼けを起こしてしまうため、1日2回、患部を消毒液で洗浄して抗菌作用がある薬と保湿を兼ねた軟膏を塗ってあげるなど、献身的にお世話をしています。

『お世話は大変だけれど「カーター」のためにできることがあるなら、何でもやってあげたい。1日でも長くカーター自身の力で歩けるようにしてあげたい』

スタッフはこう語ってくれました。「カーター」と私たちの活動の様子、ぜひ動画からご覧ください。
ピースワンコTV(6分55秒)

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