
かつて日本の家庭では、犬を庭につないで飼う風景はごく当たり前の日常でした。しかし近年では、犬を家族の一員として室内で一緒に暮らすスタイルが主流となり、外飼いをしている家庭を見かけることは少なくなってきています。「昔はみんな外で飼っていたのに、なぜ今はダメなの?」「うちは庭が広いから外飼いでもいいのでは?」と疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、現代において犬の外飼いが推奨されなくなった理由や、外飼いに潜む深刻なリスクについて詳しく解説します。また、どうしても外で飼わなければならない事情がある方のために、最低限守るべき法律や環境づくりの条件についてもお伝えします。
犬の外飼いが推奨されなくなった背景とは?

昭和の時代と令和の現在とでは、犬を取り巻く環境や人々の意識は大きく変化しました。昔と同じ感覚で「犬は外にいるもの」と考えてしまうと、愛犬を知らず知らずのうちに危険な目に合わせてしまう可能性があります。ここでは、なぜ今、外飼いが減少しているのか、背景にある気候の変化や寿命のデータから紐解いていきます。
昔と今では気候や環境に違いがあるから
最も大きな変化として挙げられるのが、日本の気候環境です。かつての日本の夏は、最高気温が30度を超える日は限られており、日陰に入れば涼しい風を感じられることもありました。しかし現在は、都市化によるヒートアイランド現象や地球温暖化の影響で、夏場の気温が35度や40度近くに達する日が多くなりました。このような猛暑の中、冷房のない屋外で犬を過ごさせることは、命に関わる熱中症のリスクに直結します。また、住宅環境の変化も外飼いの減少に影響しています。昔の日本家屋は縁側があり、室内と屋外の境界が緩やかでしたが、現代の住宅は気密性が高く、外の声や気配が遮断されがちです。外にいる犬の異変に気づきにくく、逆に犬が孤独を感じやすい環境になっています。さらに、アスファルト舗装の増加により、地面からの照り返しが強くなっていることも、犬にとって過酷な要因の一つです。
参考:6-04 日最高気温35℃以上(猛暑日)の年間日数の経年変化(1910~2024年) | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター
犬の寿命と飼育環境の関係が分かったから

飼育環境の違いは、犬の寿命にも大きな影響を与えています。一般社団法人ペットフード協会の調査などのデータを見ると、室内飼育されている犬と屋外飼育されている犬とでは、平均寿命に約2年の差が出ることが明らかになっています。室内で暮らす犬の方が長生きする傾向にあるのです。寿命差の要因は複数考えられますが、まず、室内飼育であれば常に飼い主の目が届くため、体調の変化や病気のサインに早期に気づくことができます。一方、外飼いでは発見が遅れ、気づいたときには重症化しているケースが少なくありません。過酷な気温変化による身体的ストレスや、感染症のリスクも屋外の方が圧倒的に高くなります。愛犬に少しでも長く健康でいてほしいと願うならば、室内飼育への切り替えは非常に有効な手段と言えるでしょう。
参考:一般社団法人ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査 主要指標サマリー」
犬を外で飼うことで生じる5つのリスク

「番犬になってほしい」「家が汚れるのが嫌だ」といった理由で外飼いを検討している場合でも、その選択には多くのリスクが伴うことを理解しておく必要があります。ここでは、外飼いが引き起こす可能性のある5つの主なトラブルや危険性について具体的に解説します。単なるデメリットではなく、愛犬の命やご近所との関係に関わる重大な問題です。
夏の暑さと冬の寒さによる健康被害
| 季節 | 想定される主な健康被害 | 特に注意が必要な犬種・状態 |
| 夏 | 熱中症脱水症状肉球の火傷 | 全犬種(特に短頭種、長毛種) |
| 冬 | 低体温症免疫力の低下凍傷 | 小型犬シングルコート老犬 |
屋外で生活する犬にとって最大の敵は、コントロールできない気候です。特に近年の日本の夏は、犬にとって地獄のような環境になり得ます。犬は人間のように汗をかいて体温調節ができず、パンティング(口を開けてハァハァする呼吸)で熱を逃がしますが、高温多湿の環境ではその機能も追いつきません。日陰にいたとしても、熱風や地面からの熱気によって熱中症になり、最悪の場合は死に至ります。冬の寒さも同様に危険です。「犬は毛皮を着ているから寒さに強い」というのは誤解である場合が多く、特にシングルコートの犬種や小型犬、老犬は寒さに耐性がありません。低体温症になったり、飲み水が凍って脱水を起こしたりすることもあります。四季のある日本において、一年中快適な温度を屋外で維持することは極めて困難であることを認識しなければなりません。
【関連記事】愛犬が熱中症になったら…危険な症状や対策、飼い主が注意すべきポイントを解説【獣医師監修】 – ピースワンコ・ジャパン
ノミ・ダニや感染症
屋外は室内と比べて、病原体や寄生虫との接触リスクが格段に高まります。草むらや土の上にはマダニやノミが生息しており、犬に寄生すると貧血や皮膚炎を起こすだけでなく、バベシア症などの重篤な感染症を媒介することもあります。蚊が媒介するフィラリア症も、屋外にいる時間が長いほど感染のリスクが高まります。野生動物や野良猫が庭に入り込むことで、それらの動物が持っている病気をうつされる可能性もあります。例えば、レプトスピラ症などは保菌動物の尿で汚染された土壌や水から感染します。ワクチンや予防薬である程度は防げますが、常に病原体にさらされる環境であることに変わりはありません。
【関連記事】犬にマダニが付いた!マダニ感染症の症状、感染リスク、予防対策を解説【獣医師監修】
脱走や事故・連れ去りのトラブル

物理的な安全性という面でも、外飼いには不安が残ります。リードや鎖が老朽化して切れてしまったり、首輪が抜けたりして脱走する事故は後を絶ちません。脱走した犬が交通事故に遭う悲劇や、迷子になって保健所に収容されるケースもあります。雷や花火などの突発的な大きな音にパニックを起こし、柵を飛び越えて逃げ出してしまうこともあります。さらに恐ろしいのが、悪意のある第三者による被害です。庭につないである犬が連れ去られる誘拐事件や、犬の通る範囲内に毒入りの餌を放置される虐待事件も実際に発生しています。「うちは田舎だから大丈夫」と油断していると、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。目の届かない場所に大切な家族を置いておくことは、それだけで大きなリスクを負うのです。
参考:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
参考:路上に「毒餌」、散歩中の犬が犠牲に 劇物メソミル含有 北九州市|【西日本新聞me】
吠えや臭いによる近隣トラブル
外飼いは飼い主だけでなく、近隣住民との関係にも影響を及ぼします。犬にとって外の世界は刺激に満ちており、家の前を通る人や車、他の犬に対して警戒して吠えることがあります。昼夜を問わず続くと、深刻な騒音トラブルとなり、近隣からの苦情や通報に発展しかねません。番犬として期待していても、過剰に吠えることは周囲にとっては迷惑行為となってしまいます。また、排泄物の臭いもトラブルの元です。庭で排泄をさせた場合、すぐに処理をしても臭いが残ったり、風に乗って隣家に流れたりすることがあります。特に夏場は臭いが強くなり、ハエなどの害虫も発生しやすくなります。ご近所との良好な関係を保つためにも、屋外での飼育は非常に高度な配慮と管理が求められるのです。
犬の体調変化に気づきにくい
室内で一緒に暮らしていれば、「なんとなく元気がない」「歩き方がおかしい」「水を飲む量が増えた」といった些細な変化にすぐに気づくことができます。しかし、外飼いの場合は接触する時間が限られるため、どうしても観察の目が届きにくくなります。ご飯をあげに行くときだけの接触では、排泄物の異常や細かな体の異変を見落としがちです。病気の早期発見・早期治療は、愛犬の健康寿命を延ばすための鉄則です。「ご飯を完食しているから大丈夫」と思っていても、実は内臓疾患が進行していたというケースもあります。物理的な距離は心の距離にもつながりやすく、コミュニケーション不足から信頼関係が築きにくくなることも懸念されます。
【関連記事】犬がかかりやすい病気は?ワンコを迎えたら知っておきたい犬の病気のお話【獣医師監修】 – ピースワンコ・ジャパン
やむなく外飼いを選択する場合の必須条件

ここまで外飼いのリスクをお伝えしてきましたが、家庭の事情や犬の特性(元野犬で室内を極端に怖がるなど)により、どうしても外飼いを選択せざるを得ないケースもあるかもしれません。その場合は、法律を遵守し、愛犬の命と安全を守るための環境を徹底的に整える義務があります。ここでは、外飼いをするなら絶対にクリアしなければならない条件について解説します。
動物愛護管理法に基づく環境基準を徹底すること
| 項目 | 遵守すべき内容の例 |
| 遮蔽物の設置 | 直射日光、雨、風、雪をしのげる小屋や屋根を用意する |
| 運動の自由 | つなぎっぱなしにせず、十分な長さのリードや囲いを設ける |
| 清潔な環境 | 排泄物を速やかに処理し、害虫の発生を防ぐ |
| 健康管理 | 定期的な健康診断、ワクチンの接種、怪我や病気の治療 |
まず知っておくべきは、動物の飼育に関する法的な責任です。「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」では、飼い主には動物の健康と安全を確保し、迷惑を及ぼさないように努める責任があると明記されています。環境省が定める基準でも、屋外で飼育する場合には、適切な飼養環境の確保が求められており、適切な日照・通風の確保、犬の健康の保持に必要な運動量の確保などが必要です。虐待とみなされないためにも、単につないでおくだけでは不十分です。リードの長さは十分か(常時拘束状態で動き回れないのはNG)、清潔な水がいつでも飲める状態か、排泄物が放置されていないかなど、適切な管理が行われていなければなりません。もし怠り、犬を衰弱させたり病気にさせたりした場合は、動物虐待として処罰の対象になる可能性もあります。
快適で安全なスペースを確保すること
外飼いの環境づくりにおいては、犬が安心して休息できる「城」を用意することが不可欠です。犬小屋は断熱性が高く、湿気がこもらない素材のものを選びましょう。地面に直置きすると湿気や冷気が伝わるため、高床式にするかスノコを敷くなどの対策が必要です。設置場所は、夏は日陰になり風通しが良く、冬は北風が当たらない場所を選びます。また、係留(リードでつなぐこと)する場合でも、犬が自由に動ける範囲を確保する必要があります。絡まりにくい回転式の係留器具を使用したり、ドッグランのような囲いを作ったりするのが理想的です。地面がコンクリートやアスファルトの場合は、夏場の火傷防止と足腰への負担軽減のために、土や芝生の部分を作るか、ウッドデッキなどを設置してあげてください。
悪天候時や体調不良時の対応ルールを厳格に決めておくこと

「基本は外飼い」という方針であっても、例外的な状況への備えは必須です。台風や豪雨、猛暑日、降雪時などは、迷わず玄関や室内に避難させるルールを決めておきましょう。「犬小屋があるから大丈夫」と過信して放置すると、小屋ごと飛ばされたり、浸水被害に遭ったりする危険があります。また、愛犬が高齢になったり病気になったりした場合は、室内飼育への完全移行を検討すべきです。体温調節機能が衰えた老犬を外で過ごさせるのは酷なことです。いざというときにスムーズに室内に入れられるよう、普段からクレート(移動用ケージ)に慣れさせておいたり、トイレトレーニングをしておいたりすることも、外飼いをする飼い主の責任と言えます。
外飼いから室内飼いへ移行するメリット

もし今、あなたが外飼いから室内飼いへの変更を少しでも考えているなら、ぜひその一歩を踏み出していただきたいです。室内飼いへの移行は、単にリスクを回避するだけでなく、愛犬と飼い主の双方にとってかけがえのないメリットをもたらします。
| 観点 | 室内飼いで得られるメリット |
| 健康面 | 病気や寄生虫のリスクを大幅に軽減できる。快適な温度管理で体調を維持しやすい。 |
| 安全面 | 様々な外的リスクから守ることができ、安全を確保しやすい。 |
| 精神面 | 家族のそばで安心して過ごせ、精神的に安定する。 |
| 関係性 | 日常的に触れ合うことができ、絆が深まる。ささいな変化にもすぐ気づける。 |
| 社会性 | 無駄吠えなどを管理しやすく、近隣トラブルを未然に防ぎやすい。 |
病気やケガのリスクを軽減できる
犬を室内で飼う最大のメリットの一つは、病気やケガのリスクを大幅に減らせることです。外飼いの場合、ノミやダニといった寄生虫、蚊が媒介するフィラリア症などの感染症にさらされる機会が多くなります。また、夏の厳しい暑さによる熱中症や、冬の寒さが原因の体調不良など、過酷な気候変動を直接受けてしまいます。室内飼いに移行することで、こうした寄生虫や感染症のリスクを大きく減らすことが可能です。さらに、エアコンなどで一年中快適な室温を保てるため、愛犬を厳しい気温の変化から守り、健康を維持しやすくなります。
愛犬のストレスを減らし精神的に安定する

犬は本来、群れで生活する動物のため、家族と離れて一人で過ごすことに孤独や不安を感じやすいです。外飼いで過ごす時間が長いと、車の音や見知らぬ人の気配、雷などの外的要因によってストレスを溜めてしまうことがあります。室内で家族と一緒に過ごすことで、犬は常に群れの中にいる安心感を得られます。孤独感が和らぎ、精神的に安定しやすくなるのです。飼い主の存在を身近に感じることで、リラックスして過ごせる時間が増えるでしょう。
コミュニケーションが増え、より深い信頼関係を築ける
室内で一緒に生活すると、愛犬と顔を合わせ、触れ合う時間が格段に長くなります。外飼いでは散歩や食事の時間に限られがちだったコミュニケーションが、日常のあらゆる場面で自然に生まれるようになります。共に過ごす時間が増えることで、愛犬のささいな行動や表情の変化にも気づきやすくなります。「少し元気がないかな?」「水を飲む量が増えたかな?」といった体調の異変を早期に発見できる可能性も高まるでしょう。日々の積み重ねが、飼い主と愛犬との間の信頼関係をより一層深めていきます。
脱走や盗難などのトラブルから愛犬を守れる

外飼いには、残念ながら予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクが伴います。例えば、雷や花火の大きな音に驚いて首輪が抜けて脱走してしまったり、悪意のある第三者によって盗難されたり、いたずらされたりする危険性です。室内で飼うことにより、外部からの様々な危険から愛犬を物理的に守れます。玄関や窓の戸締まりをしっかりすることで、脱走のリスクを大幅に減らすことができ、交通事故などの二次的な被害を防ぐことにも繋がります。
近隣トラブルの防止につながる
外飼いの場合、家の前を通る人や他の犬に対して吠えてしまい、騒音が原因でご近所トラブルに発展してしまうケースがあります。また、排泄物の臭いなどが問題になる可能性も考えられます。室内飼いにすることで、外部からの刺激が減り、無駄吠えをコントロールしやすくなります。窓の外が見えないようにするなどの工夫で、さらに落ち着いた環境を作ることも可能です。騒音などによる近隣への迷惑を減らし、良好な関係を維持しやすくなるでしょう。
室内飼いを成功させるための工夫とは

「うちの子は今までずっと外飼いだったから、室内で飼うなんて無理……」と思っていませんか?実は、いくつかのポイントを押さえるだけで、外飼いに慣れた犬でも安心して室内での生活に移行できます。ここでは、外飼いから室内飼いへの移行を成功させ、愛犬と飼い主の双方が快適に暮らすための具体的な工夫をご紹介します。
愛犬だけの「安心基地」を作ってあげよう
これまで広い屋外で過ごしてきた犬にとって、室内は未知の空間です。まずは犬が「ここなら安心できる」と感じられる自分だけの居場所、つまり「安心基地」を用意してあげることが最初のステップとなります。ケージやサークルを使い、静かで落ち着ける専用スペースを作ってあげましょう。設置場所は、家族の存在を感じられるリビングの隅などがおすすめです。ただし、人の出入りが激しい場所やエアコンの風が直接当たる場所は避けてください。そこが罰を与える場所ではなく、犬自身が好んで入る心地よい場所だと認識させることが、室内飼いを成功させる重要な鍵となります。
室内だからこそ!トイレのしつけをマスターしよう

外飼いの場合、排泄は庭や散歩中に済ませることが多かったかもしれません。室内で一緒に暮らす上では、決まった場所でトイレができるようにしつけることが不可欠です。トイレのしつけは、室内での生活を始めるその日からスタートしましょう。犬がソワソワしたり、床の匂いを嗅ぎ始めたりしたら、それはトイレのサインです。すかさずトイレシーツを敷いた場所に連れて行ってあげましょう。もし失敗してしまっても、決して叱らないでください。叱ると排泄自体を悪いことだと学習してしまい、飼い主が見ていない場所で隠れてするようになる可能性があります。根気強く、成功したら大いに褒めてあげることが大切です。
室内での思わぬ危険から愛犬を守れるよう対策しよう
屋外の危険とは別に、室内にも犬にとって危険なものがたくさん潜んでいます。外で自由に過ごしていた犬は、室内のルールを知りません。好奇心から思わぬ事故に繋がらないよう、飼い主が先回りして安全な環境を整えてあげましょう。
特に注意したい点と対策を以下の表にまとめました。
| 危険なもの | 対策 |
| 電気コード・コンセント | かじって感電しないよう、コードカバーを付けたり家具の裏に隠す。 |
| 誤飲の恐れがある小物 | 人間の薬やアクセサリー、子供のおもちゃなどは、犬の届かない場所にしっかり片付ける。 |
| 有毒な観葉植物 | 植物の中には、犬が口にすると中毒を起こすものがある。室内に置く場合は安全な種類か確認する。 |
| ゴミ箱 | 食べ物の匂いがするゴミ箱は犬の興味を引く。蓋付きのものを選び、漁られないようにする。 |
| キッチン・階段など | 侵入してほしくない危険な場所には、ペットゲートを設置する。 |
また、滑りやすいフローリングは犬の足腰に負担をかけます。カーペットを敷くなど、床の滑り止め対策も忘れずに行いましょう。
室内でも運動・ストレス発散を怠らないようにしよう
「室内飼いだと運動不足になるのでは?」と心配されるかもしれませんが、ご安心ください。日々の散歩に加えて、室内での遊びを工夫することで、愛犬の心と体の健康を十分に満たしてあげられます。雨の日など散歩に行けない時は、おもちゃを使った遊びでエネルギーを発散させてあげましょう。
- 引っ張りっこ:ロープ状のおもちゃを一緒に引っ張り合うことで、コミュニケーションも深まります。
- ボール遊び:廊下などのスペースを利用してボールを転がし、「持ってきて」を教えるチャンスにもなります。
- 知育トイ:おやつを隠して探させるおもちゃは、頭を使うので良い刺激になります。
室内での遊びは、運動不足の解消だけでなく、飼い主との大切なふれあいの時間にもなります。時間を決めて、一緒に遊ぶ習慣を作りましょう。
【一番心配?】抜け毛や臭いはちょっとした工夫で解決できる

室内飼いをためらう大きな理由の一つが、抜け毛や臭いの問題かもしれません。しかし、これも日々の少しの工夫で大きく改善することができます。抜け毛対策で最も効果的なのは、こまめなブラッシングです。換毛期には特に丁寧にブラッシングすることで、室内に舞う毛の量を格段に減らせます。また、定期的なシャンプーも体臭の軽減に繋がります。臭いの主な原因となるトイレ周りは、常に清潔を保つことを心がけましょう。消臭効果のあるペットシーツを使ったり、こまめに掃除をしたりすることが大切です。部屋の換気を習慣づけ、空気清浄機などを活用するのも良い方法です。適切なケアで、臭いの悩みは十分にコントロールできます。
まとめ
この記事では、現代における犬の外飼いのリスクと、どうしても外で飼う場合の条件について解説しました。
| ・外飼いには猛暑による熱中症、フィラリア感染、脱走、連れ去りなど、命に関わる危険が多く潜んでいる ・室内飼育の方が体調変化に気づきやすく、物理的ストレスも少ないため、長生きする傾向にある ・外飼いをする場合は動物愛護法に基づき、快適な小屋、日陰、十分な運動スペース、清潔な水の確保が義務 |
愛犬は、あなたを選んで家族になってくれた大切な命です。彼らが安心して眠り、健康に歳を重ねていけるよう、改めて現在の飼育環境を見直してみてください。そして可能であれば、室内で寄り添いながら暮らすという選択肢を、もう一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。それが愛犬にとって、そしてあなたにとっても、最良の幸せにつながるはずです。















