二度と殺処分機を動かさない。命の現場から

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2025年9月23日、徳島県の行政施設から行き場のない犬たちを保護しました。ピースワンコは全国の「殺処分ゼロ」を実現するために、かつての広島県のように犬の殺処分数が全国ワースト1位だった徳島県(※環境省2023年)と「動物愛護・福祉の推進等に関する協定」を2025年3月に締結しています。行政施設から殺処分予定の犬を引き出しており、殺処分機の稼働を止め続けています。

徳島からの引き出しとなるこの日、動物愛護管理センターから飼い主に捨てられたと思われる高齢犬と、10頭を超える野犬の子たちを保護しました。

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徳島は野犬だけでなく捨て犬も非常に多い地域ですが、飼い主が直接、動物愛護管理センターに持ち込むことも少なくないそうです。

『飼い犬を処分してくれとセンターに持ち込んでくる飼い主には、収容部屋まで自分で飼い犬を運び入れてもらったり、殺処分の映像を見せたりしていますが、何も変わらない。愛護センターまで連れてくる人は、変な意味で意思が固い。たまに泣く人がいて、説得しますが、どんなに泣いても置いて帰ってしまう。』職員さんはこう語りました。

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「赤ちゃんがいるから犬はいらない」
「3日前にペットショップで買ったけど思っているのと違う」
「旅行に行くから」など、みんな連れてくる理由はいろいろですが、信じられない理由で連れてくる、無責任で自分勝手な飼い主がたくさんいるそうです。

私たちは一緒に暮らす犬は「家族」という認識ですが、飼い犬を遺棄したり行政施設に持ち込む人は「物」と同じ認識なのかもしれません。でも犬たちは、私たちと同じ「命」であり、迎えた瞬間からかけがえのない「家族」です。その認識を全員が持っていたら、遺棄される犬はいなくなり、野犬も減るかもしれません。

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この日、高齢犬以外に保護した野犬たちは、必死に逃げて身を守ろうとしたり、不安と恐怖で脱糞してしまう子、怖がりな子犬、妊娠している可能性がある子、くくり罠にかかって左前足を失った子たちがいました。様々な子がいますが、毎日愛情を込めて時間をかけて接していけば、どんなワンコも必ず人に馴れてくれます。どの子もみんな、譲渡に繋げられると思います。

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一頭でも多くの命を救い幸せにするために、全国の「殺処分ゼロ」を目指して私たちはこれからも、行政や他団体と連携し、想いを同じくする皆さまと一緒に活動を続けます。徳島県動物愛護管理センターの引き出しの様子、ぜひ動画からご覧ください。

ピースワンコTV(11分40秒)

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