
ピースワンコが行政施設から保護している犬のほとんどは、野犬です。一般的に「野犬」と聞くと、攻撃性があるとか、人を襲ってくるとか、気難しいなどというイメージが先行するため、行政施設で譲渡活動をしてもなかなか行き先が見つかりません。

野犬たちは、自然界で生き延びるために母犬から「人間は怖い」と教えられて育つため、警戒心が強い子が多いですが、実はすごく優しくて繊細。人との信頼関係ができれば、かけがえのない家族になることができます。

ピースワンコはかつての広島県のように、犬の殺処分数が全国ワースト1位で野犬の収容頭数が多い徳島県と協定を結び、2025年3月から引き出しを開始しています。以来、徳島県の殺処分機を止め続けています。引き出しがあったこの日、ピースワンコ・プロジェクトリーダーの安倍誠は、1年前まで稼働していて今は埃をかぶっている殺処分機の中へ、実際に入っていきました。

「殺処分機が稼働していたとき、犬たちはここに入れられて炭酸ガスを注入され、暗闇の中でもがき苦しみながら息絶えるという、非人道的な方法で殺処分されていました。殺処分機の中に入れられ命を奪われた犬たちの気持ちを、多くの人に知ってもらいたいです。徳島県をはじめ、香川県や愛媛県など、四国は殺処分が多い地域です。広島と徳島だけでなく、そういった地域の殺処分機の稼働も止めていきたいと思います」
安倍はそう語ります。

徳島県から保護して譲渡が決まり、家族のもとで幸せに暮らしているワンコが今はたくさんいます。保護できなかったらみんな殺処分されてしまいますが、保護して譲渡につなぐことができれば、その子も幸せになり、さらに次の子も保護することができます。

日本のどこかで今日も犬たちが捕獲され、殺処分が行われています。犬たちが最後に見る景色が、真っ暗な箱の中とならないように、私たちの活動を拡大していきたいと思います。全国の「殺処分ゼロ」実現にむけて活動しているピースワンコの様子、ぜひ動画からご覧ください。

※ピースワンコは、皆さまからのご寄付だけで活動しています。一頭一頭に寄り添ったお世話ができるのも、皆さまのご支援のお陰です。ワンコの命を守る活動を続けていくために、ご支援をよろしくお願いいたします。















