広島から徳島、そして――。殺処分ゼロの未来のために

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徳島県からの要請のもと、徳島県動物愛護管理センターへ、2026年最初の引き出しに向かいました。ピースワンコは、全国の犬の殺処分数ワースト1位だった徳島県と2025年3月に提携を結んで引き出しを開始し、現在まで殺処分機の稼働を止め続けています。

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野犬や捨て犬が多い徳島県では、毎日犬たちが愛護センターに搬入されいます。引き出しに向かったこの日も、収容スペースに余裕がない状態で、大勢の犬たちが私たちを待っていました。そのなかに、くくり罠にかかって右前脚の先端を失っているワンコや、左前脚がないワンコがいました。

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くくり罠は、ワイヤーロープなどで輪を作り、猪や鹿が仕掛けを踏むとバネが跳ねて足をワイヤーが締め付けて捕獲する罠です。ワイヤーを緩めればすぐ外れますが、猪や鹿だけでなく、野犬や捨て犬が一旦かかってしまうと、抜け出せません。暴れるとワイヤーが足に深く食い込んで締め付けるため、長時間もがき苦しみ瀕死の重傷を負ったり、命を落としてしまう動物もいます。くくり罠は動物に過度の苦痛や重大な損傷を与えるため、ドイツやスイスなどの動物福祉先進国では使用が禁止されていますが、日本では野生鳥獣被害対策として現在も広く使用されています。

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『日本は動物に対する考え方や殺処分問題など、あらゆる動物の問題がドイツなどEUの動物福祉先進国より遅れています。犬たちを殺処分機に入れてCO2を注入し、長時間もがき苦しみながら窒息死させる方法も、非人道的です。広島県や徳島県は、多くの人たちの頑張りで殺処分機の稼働を止めることができました。けれど、香川県や愛媛県など殺処分が多い地域では、今も殺処分機が稼働しています。

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全国の「殺処分ゼロ」を実現するためには、私たちの活動を広げ、殺処分機の稼働を一つひとつ止めていかなければなりません。そして、全国的に野犬が殺処分になっているので“野犬を家族に迎える選択肢”を、多くの人に知ってもらい、野犬を迎える文化のようなものを作りたい』――ピースワンコ・ジャパン プロジェクトリーダーの安倍誠はこう語ります。くくり罠の現状とピースワンコの活動の様子を、ぜひ動画からご覧ください。

ピースワンコTVをみる(13分42秒)

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