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<動物愛護週間インタビュー>野犬の仔犬と暮らして(後編) 〜 詩人・伊藤比呂美さんとチトー
助けを求める大切さ 2023年11月、伊藤さんはアメリカから、老パピヨンのニコを日本に連れ帰った。 熊本の自宅では現在、パピヨンのニコ、シェパードのクレイマー、猫のメイとテイラー、そして野犬の仔犬チトーが、共に暮らしてい […] -
<動物愛護週間インタビュー>野犬の仔犬と暮らして(前編) 〜 詩人・伊藤比呂美さんとチトー
犬にとっての幸せについて 犬にとっての幸せとは、いったい何だろう。 これは犬を愛し、共に暮らす人々の多くが抱き続ける、切実な問いではないだろうか。 シンプルでいて奥深い問いかけは、真摯に向き合うほど、容易に正解を導きだせ […] -
動物愛護週間にあらためて考えたい「犬の殺処分」問題。いまだ年間2,400頭以上が殺処分に
毎年9月20日から26日までの動物愛護週間は、動物たちへの慈しみと保護を再認識するための大切な期間です。しかし、日本ではこの時期にあらためて考えたい深刻な問題があります。それが、犬の殺処分です。
2020年以降も年間2,000頭以上の犬が殺処分されており、いまだに多くの命が失われています。人間の無責任な行動が犬たちの命を脅かしているのです。この殺処分の問題に対処するためには、私たち一人ひとりが具体的なアクションを起こす必要があります。
この記事では、殺処分の現状や背景、そして私たちができる具体的な支援方法についてご紹介します。
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野犬、人に出会う〜犬の社会的な知性の表れとともに〜
かつては飼い犬だった 誰が最初に「野犬」と呼んだのだろう。 怒られそうな話だが、野犬という言いかたはそんなに嫌いではない。 野草とか、野球とか、そういうイメージだとまでは言わないけれども、捨て犬とか、かわいそうな子と呼ば […] -
殺処分ゼロの哲学
ドリームボックス 「1日に約7頭、年間2700頭以上の罪のない犬が処分されています」(2021年度/環境省) この日本では、いまだに驚くべき数の犬たちが殺処分されている。 ぼくは愛護センターの端にある、「ドリームボックス […]
最新記事
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【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(10月8日)
【保護活動】2024年10月8日、広島県内の複数の動物愛護センターから行き場のないワンコたちを助け出しました。 野犬の子や、病気や怪我をしている子、老犬や野犬の子犬。どの子も不安で怖くていっぱいいっぱい。 でも、愛情を込 […] -
犬の代表的な目の病気を解説!目のトラブルに早く気づくポイントも紹介【獣医師監修】
充血や目やにといった目のトラブルは、目薬での治療により短期間で治るものもあれば、数日で失明につながるもの、目以外の部位の病気が関与しているものなど、原因を判断するのは難しいといわれています。
この記事では、犬によく見られる目の病気の症状や治療法を解説します。目のトラブルに早く気づくためのチェックポイントも紹介しますので、ぜひ普段のスキンシップや遊びの時間に犬の目をよく観察してみましょう。
【関連記事】「愛犬の目が白い」原因は?症状や治療法、白内障と緑内障の違いを解説
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密着!「アビゲイル」初めてのお泊りトレーニング
ピースワンコで暮らす保護犬たちは、様々なトレーニングをしています。家族ができたときのために、実際にスタッフと一緒に暮らしてみることも大切な訓練です。 8月のある日、1頭のワンコがお泊りトレーニングをすることになりました。 […] -
伸ばした手
気持ちをのせて伸ばした手は、どこへ辿り着くのか。ピースワンコ・ジャパンで働くことになった夏子は、さまざまな経験を経ながら自らの気持ちを確かめていきます。いつか犬たちとわかりあえることを目指して。心を揺さぶる、フィクション […] -
保護犬との暮らし方~「オグレット」の物語~
ピースワンコで暮らす保護犬たちは、元野犬や病気、高齢、捨てられた犬、多頭飼育崩壊から救われた犬、保護された母犬から生まれた犬など、さまざまな背景を持っています。 元野犬は人間に対して強い警戒心を持ち、なかなか近寄ってきま […] -
「愛犬の目が白い」原因は?症状や治療法、白内障と緑内障の違いを解説【獣医師監修】
「犬の目が白くにごってきたけど、年だから仕方ないね」と受診せずに放っておくと、原因によっては失明することもあります。犬の目に関するトラブルのうち「犬の目が白い」という理由で動物病院に来院する飼い主さんは多く、「目が白いイコール白内障?」と考えがちですが、犬の目が白くなる病気にはいくつかあります。
犬の目の白濁(白くにごること)で疑わしい代表的な病気として、以下の4つが挙げられます。
●白内障
●緑内障
●水晶体硬化症(核硬化症とも)
●角膜の炎症(角膜炎、角膜浮腫など)
今回は、それぞれの症状や治療法、早期受診が必要な理由などについて解説していきます。犬の目の白濁が気になる飼い主さんはぜひ参考にしてください。
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病気の老犬「プラット」の犬生を変えた奇跡
2023年2月14日、一頭のトイプードルが殺処分寸前のところ、ピースワンコに保護されました。推定13歳のおじいちゃん犬「プラット」です。重度の歯周病で口の中がボロボロ。歯もありません。痛みはないようでしたが、歯周病の影響 […] -
老犬と幸せに暮らす。介護が必要になったとき家族ができることとは?
犬の平均寿命はおよそ12~15年。わたしたち人間よりも早く歳をとるため、もしも犬を家族に迎える場合は、愛犬の老後のことも考える必要があります。愛犬に介護が必要になったとき、飼い主は何ができるのでしょうか。この記事では、老犬と幸せに暮らしていく上で家族が知っておくべきことや介護のポイントを解説します。
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ある日突然の診断…。アジソン病と闘う「スチーム」
ピースワンコには、病気や怪我、高齢などで治療をしながら暮らしているワンコたちがいます。2019年6月4日に動物愛護センターからピースワンコへやってきた「スチーム」もそのひとり。アジソン病(副腎皮質機能低下症)という病気と […] -
【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(8月27日)
2024年8月27日、広島県内の動物愛護センターから猶予期限がないワンコたちをみんなまとめて助け出しました。 みんな怖くて怖くて、いっぱいいっぱい。警戒して体を固くしています。でも、愛情を込めて撫でたりしてると、抱っこも […] -
元保護犬の脱走対策のヒント~「ポッチ」の物語~
元野犬だった犬を家族に迎え入れるのは、とっても素晴らしい経験です。けれど、初めて保護犬を迎える方にとっては、勇気のいることかもしれません。 「野犬は一緒に暮らすのが難しいと聞いたんですけど・・・」と心配する声をピースワン […] -
心臓病と闘う!推定17歳の「ヒルマ」
2020年11月24日に広島県の動物愛護センターからピースワンコにやってきた「ヒルマ」は推定17歳。人間の年齢でいうと100歳くらいのおじいちゃん犬です。自分で立って歩こうとしますが、すぐによろけて倒れてしまうので、車椅 […] -
犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)とは?原因や症状、治療法を解説【獣医師監修】
アジソン病は、あまり聞きなれない病気ですが、体の機能を維持するのに大事なホルモンが不足し、低血糖や重度の脱水などを引き起こす病気です。
ピースワンコには、現在、アジソン病にかかった保護犬がいます。見た目も普段の生活もほかの健康なワンコと変わらないのですが、スタッフが毎日欠かさず薬を投与し、点滴や定期的に血糖値を測るなどの体調管理をしながら病気と闘っています。
アジソン病とは、どんな病気なのでしょうか。この記事では、アジソン病が発症する原因や症状、治療法などを詳しく解説していきます。
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全国殺処分ゼロを目指して、静岡県からの保護第一号「うなぽん」卒業、愛の物語が完結!
運命の出会いなんて、そうそうあるものではありません。今回は、放浪していた1頭の野犬と、たまたま職場近くでその犬を見かけた女性との物語。いつ切れてもおかしくない糸は、まさに運命ともいえる出会いとなったようです。
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福岡譲渡センターの保護犬第一号「めんたい」
2024年7月4日、福岡市にある東部動物愛護管理センターから咬傷犬の柴犬を保護しました。飼い主に捨てられたのか、放浪していたところを保護された際、警察官を咬んで殺処分対象となったそうです。ピースワンコ福岡譲渡センターの第 […] -
ピースワンコで働くということ 3
叶わなかったからこその想い 動物と一緒に暮らしたい。 幼い頃、その願いを叶えられなかった。 だからこそ、動物と関わる仕事を志し、想いを強く抱き続けられた人がいる。 検疫シェルターとオレンジ犬舎で治療や介護の必要なワンコた […] -
王様は裸だ
日々を眺めていると、事実だけがすべてではないことに気づきます。起きたことと、起きなかったこと。そうなりそうだったのに、ならなかったこと。あるいはその逆。愛しい犬たちに出会ったわたしたちは、未来を想像しながら進んでいきます […] -
【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(7月23日)
2024年7月23日、広島県内の動物愛護センターから殺処分対象のワンコを助け出しました。多頭飼育崩壊から保護された子、野犬の子、大怪我をしている子、病気の老犬、どの子も猶予期限がないワンコたちです。 センターで犬たちが収 […] -
犬の問題行動と環境の重要性~「バーリー」の物語~
2017年3月末、生後1ヶ月頃だった「バーリー」が、ピースワンコの神石高原シェルターへやってきました。食べることとお散歩が大好きな「バーリー」はスタッフからも可愛がられ、人馴れトレーニングも順調に進んでいました。すぐに家 […] -
犬のフィラリア症は予防薬で確実に防げる!症状や正しい薬の使い方を解説【獣医師監修】
フィラリア症は、犬の心臓や肺動脈に寄生虫が住みつくことで起こる病気です。突然死などの命に関わる症状を起こすこともありますが、正しく予防薬を使うことでほぼ100%の確率でフィラリア症の発症を防ぐことができます。
この記事では、初めて犬を飼う人にも分かりやすいように、フィラリア症とはどのような病気なのか、予防薬の種類や使い方、もしフィラリア症にかかってしまったときの症状や治療法を解説します。
フィラリア症は怖い病気ですが、飼い主が正しい知識を得て対策をとれば心配することはありません。一緒に学んでいきましょう。
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保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!
ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの […] -
終(つい)の住処になるー終生預かりボランティア制度ー
預かるという選択 ピースワンコに在籍する、約2500頭の保護犬。 その中には、シニアや持病のあるワンコも含まれている。 人に慣れ、体調管理をしてもらいながら、穏やかに暮らす犬たち。 そういった子たちは、人が好きなワンコで […] -
【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター
ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」という言葉を残した。 今回は、まさに彼の名言を体現したような話を綴りたい。 ピースワンコ・ジャパンは、全国で […] -
保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」
スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家としての一面も、そんな片桐さんのもう一つの顔だ。保護犬を我が家に迎えること。自分たちが、その子にとっての帰る場所になること。 […] -
手のひらと肉球をつなぐもの
春雷と愛犬 春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もあるそうだ。 なにかがはじまるような雰囲気で、嫌い […]